featured-image

八村塁が復帰&今季デビュー、マジック戦でダンク2発を含む6得点

ワシントン・ウィザーズの八村塁が1月10日(現地1月9日)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで行われたオーランド・マジック戦で途中出場した。個人的な理由でトレーニングキャンプから戦列を離れ、年末に安全衛生プロトコル入りした八村にとって、今季デビューとなる。チームは102-100で勝利した。

八村は14分9秒間のプレイで3ポイントショット3本中0本成功、フィールドゴール8本中2本成功、フリースロー4本中2本成功の6得点をあげた。そのほか、3リバウンド(1オフェンシブリバウンド)、1アシストを記録。

ウィザーズのウェス・アンセルドJr.・ヘッドコーチは試合前、八村が出場予定であることを明かした上で、「厳密な出場時間の上限はないが、実戦にはしばらく出ていないので、出場する時間を短く区切って出てもらう予定だ。おそらく15~16分の出場になるだろう」と話していた。

実戦のスピードに慣れるまで、それほど時間はかからないとの見込みを示した指揮官は、「3on3の練習など、ワークアウトを見ていても状態は良いので、試合でも問題はないと思う」とも述べている。

「今すぐ結果が必要だとは思っていない。フィジカル面は問題ないと思う。ただもちろん、今日は5on5で本番だ。いろいろな選手と組み合わせるかもしれないが、プレッシャーなく精一杯プレイしてほしい」。

アンセルドHCは「今すぐ(システムに)慣れる必要もないと思っている」とも話した。

「彼がプレイしている時間帯は少し戦術をシンプルにすることもあるだろう。他の離脱者が戻ってくる時も同じだ。(八村は)問題なく慣れていくだろう。そんなに複雑(なシステム)ではないし、彼も調整中に学んできているので、あとは実戦のスピードで、システム内でいかにプレイできるかだ」。

八村について「サイズと万能さが魅力」と語る指揮官は、「3Pの状態も良さそうだ。彼にとって新たな武器だ」と続けている。

「ディフェンスでは1番から4番までスイッチできるので、サイズとリバウンド力をもたらしてくれる。スモールラインナップの5番も務められるし、彼は独特な能力を備えている」。

迎えた試合、八村は5点リードで迎えた第1クォーター残り6分30秒にスペンサー・ディンウィディーとの交代で今季初めてコートに立つと、同4分19秒に初のFG試投。左コーナーから3Pを放つが、これはリングに嫌われ、同1分55秒に再びディンウィディーとの交代でベンチに下がる。

第2Qは残り8分46秒にディンウィディーとの交代でコートイン。同7分41秒にFTの2本目を沈め、今季初得点をマークすると、同6分37秒には今季初ダンクも見舞う。同4分43秒にディンウィディーと交代した八村は、前半にFG3本中1本成功の4得点でハーフタイムを迎えた。

後半、第3Q残り5分31秒にディンウィディーとの交代で再登場した八村は、同4分57秒にドライブからブラッドリー・ビールの3Pをアシスト。同3分2秒にはオフェンシブリバウンドを拾い、豪快なタンクを披露した。

その後、八村は3本のFGを放つも、得点を積み重ねるには至らず。第4Qは出番がなく、チームが4点のビハインドをはね返して勝利を収めるのを見守った。

3連敗を回避したウィザーズは、カイル・クーズマが27得点、自己最多の21リバウンド、ビールが20得点、6リバウンド、7アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが14得点を記録した。

20勝20敗と星を五分に戻したウィザーズは、1月12日(同11日)に再びホームでオクラホマシティ・サンダーと対戦。一方のマジックは13日(同12日)に再びウィザーズと今度はホームで対戦する。