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ブラッドリー・ビールが再開シーズン不参加、ウィザーズが発表

7月末から再開されるNBAの2019-20シーズンに向けて、各チームの準備が進んでいるなか、ワシントン・ウィザーズはチームの得点リーダーであるブラッドリー・ビールが肩のけがを理由に参加しないことを発表した。

以下、チームの公式リリース翻訳。

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7月7日(日本時間8日)、ワシントン・ウィザーズはガードのブラッドリー・ビールが右肩回旋腱板の負傷の影響で、オーランドでの2019-20シーズン再開に参加しないことを発表しました。ウィザーズのアスリートケア&パフォーマンスのチーフであるダニエル・メディナ、ウィザーズの専任整形外科医であるウィーミー・ドゥオーギー医師、ビールの代理人との協議の上で決断されました。

ウィザーズのトミー・シェパード・ゼネラルマネジャーは「ブラッドリーはプレイするために全力を尽くしましたが、彼の個人ワークアウトをしっかりと確認した結果、これ以上のけがを避けるためにもオーランドでの試合は欠場することが最適であると判断しました」と話します。

「シーズンの大半でけがを押しながらプレイすることはできましたが、3月から現在までの停止期間があったことで、オーランドでの試合において彼が本来の高いレベルでのプレイをする状態に戻るためには、時間が足りないと感じました」。

ビールは今季序盤に肩に違和感を覚え、チームの医療スタッフとともに治療に当たっていました。シーズン停止中に症状は悪化し、プレイすることを目標にリハビリを開始しました。チームのオーランド遠征には帯同せず、夏の間もリハビリを続けることとなります。

ビールは「とても難しい決断で、チームのリーダーとしても決して軽く受け止めてはいません」と語っています。

「オーランドでプレイオフを目指してチームメイトとプレイしたかったのですが、長期的に見ればこの決断がチームにとって最適であるということも理解しています。チームメイト、ファン、チーム組織からの支援にとても感謝しており、ここまで見せた成長を来季につなげることを楽しみにしています」。

3月12日(同13日)の停止時点で、ビールは平均30.5得点(さらにキャリア最多となる6.1アシスト)を記録し、ジェームズ・ハーデンの36.7得点に次いでリーグ2位でした。1月1日(同2日)からは平均33.6得点で、こちらはリーグトップでした。2月23日(同24日のシカゴ・ブルズ戦)と24日(同25日のミルウォーキー・バックス戦)にはNBA史上6人目、2007年のコービー・ブライアント以来となる2試合連続で50得点以上を記録。20得点以上を50試合、30得点以上を31試合、40得点以上を10試合、50得点以上を2試合記録しているビールは、各カテゴリーでリーグのトップ3にランクインしていました。

現在ビールは平均30.5得点、4.2リバウンド、6.1アシスト、フィールドゴール成功率45.5%を記録しており、1975年以降に1シーズンで平均30.0得点以上、6.0リバウンド以上、4.0アシスト以上、FG成功率45.0%以上をマークしたのは、ほかにステフィン・カリー、ドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェームズ、マイケル・ジョーダンしかいません。1月20日(同21日)から3月6日(同7日)にかけて21試合連続で25得点以上を記録しており、これはチーム史上最多記録です。さらにこれは、NBAでもここ10シーズンで2番目に長い記録となりました。この記録中、ビールはチーム通算得点ランキングでジェフ・マローンを抜き、歴代2位となりました。

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