ワシントン ウィザーズが富山を訪れ続ける理由

ワシントン ウィザーズは昨年11月からの期間で3度富山を訪問している。

チームに所属する日本人の八村塁選手の故郷であることが一番の理由であることは間違いない。彼のルーツを辿り、奥田中学校時代の恩師である坂本譲治コーチにインタビューをし、当時通っていたヨシエスポーツにも訪問。そして富山で盛り上がりを見せるバスケットボールへの気運も取材し、その声をウィザーズの日本語SNSアカウントを通して日本全国のファンだけではなく、英語字幕を付けて地元のファンにも伝えた。ウィザーズに在籍する日本人スタッフの特派員ザック生馬、カメラ・編集マンの小野口大衛、そしてデジタルスペシャリストの新川諒の3名が訪れた。

さらには当時建設予定だった3×3バスケットボールコートを訪れ、その建設理由なども関係者に尋ねた。富山の地元メディア関係者にも話を聞き、八村塁選手の存在がどれだけ地元に影響を与えてきたのかを聞いた。そしてBリーグの試合会場にも訪れ、富山グラウジーズのファンにも八村塁選手、そしてウィザーズの印象を聞く機会を得た。

そこでのあるファンの声がウィザーズが富山をそれから訪れ続ける大きな要因となっている。

「富山出身の八村塁選手がNBA、ワシントン ウィザーズでプレーするのは地元の人たちにとっては誇りです。でも距離や時差もあってどんどん遠い存在になっていってしまっている気もします。それはなんか寂しいなって思いますね。」

日本語のツイッターやインスタグラム、そして公式ウェブサイトを運営しているウィザーズだが、それでも縮まらない距離もある。それを埋めていくためにはより身近な存在として認識してもらえる活動も必要だと感じることとなった。

NBA2020-21年シーズン開幕後も日本に残るスタッフの新川諒が富山市関係者と関係性を継続。3月20日-21日には建設予定時にも取材をした3x3 BASKETBALL SHAKE THE WORLD TOYAMA 2021のオープニングイベントにも訪れた。チームからは八村塁選手、そしてブラッドリー・ビール選手のサイン付きジャージーを提供。さらにはトミー・シェパードGMもお祝いのコメントを送った。

そして4月5日には再び新川諒が富山を訪れ、富山市役所にて森雅志市長を表敬訪問。約30分富山でのバスケットボールへの気運の高まり、そしてウィザーズの取り組みについて談笑。新型コロナウイルスが去った後に共に何が出来るかなどについても話し合った。

現地ワシントンD.C.でもバーチャルに富山との繋がりを持つ機会もあった。現地3月2日にはウィザーズ本拠地でキッズデーが開催。スタメン発表を担当したのは子供たちだったが、八村塁選手のアナウンスを行ったのは後輩に当たる奥田小学校に通う中嶋桜子さんだった。

ワシントン ウィザーズは日本時間の4月26日のキャバリアーズ戦ではジャパニーズ・ヘリテージナイトを開催する。4月21日のウォリアーズ戦から観客動員も再開。まだ上限を収容人数の10%に当たる2100人の前での開催とはなるが、再び日本から訪れてもらえるようにそれまでは日本語公式SNSや様々な活動を通じて日本のファンにも身近に感じてもらう施策を続けていく。

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