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Ohayo Wizards: バック トゥ バックの戦いに挑んだウィザーズ

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addByline("Ryo Shinkawa", "WashingtonWizards.com");

バック・トゥ・バックで開催された午前5時からのペイサーズ戦。通常は遠征地を移動することが必要となる連日の試合ですが、ホームでの連戦のような感覚で移動はなし。共に試合は現地時間の日中でしたが、それでも過密日程には間違いありません。

試合の内容に入る前に先日からウィザーズの新たな取り組みとして少しでも試合当日の情報を知ってもらうための「バーチャルゲームデイ」が配信されています。日本語アカウントでもインタビューは字幕付けで一部を提供していますのでぜひご覧ください。今日は現在ウィザーズで選手人事担当をしているアントワン・ジェイミソン氏が選手達とのコミュニケーションについて、そして同僚でもあるデジタルチームのザック・ローゼン氏が隔離空間バブル内からの取り組みについて語っています。

今日は試合前にブルックスHCがスタメンにイシュ スミス選手を起用することを明言。けが人はなく、ジャロッド・ユートフ選手が唯一のインアクティブ。スタメン入りしたスミス選手が最初から積極的なプレーを見せ、チームの初得点。八村選手はゴンザガ大学の先輩でもあるドマンタス・サボニス選手を欠くペイサーズのローポストを積極的に攻撃。連戦ということで早めのベンチ出場選手起用で控えに回ったネイピアー選手も序盤から得点を取りに行く姿勢を見せました。最初のクォーターはFG成功率が34.6%(9/26)に留まりましたが、21-20とリード。

第2Qもシュート成功率が伸びず、ペイサーズに逆転される展開。ここまで2試合チームをオールラウンドなプレーで引っ張ってきたブラウンJr.選手はファールトラブルに陥り、チームも36-26と得点で下回って9点ビハインドで折り返し。八村選手は前半2得点、キャリアハイタイ4アシスト。

第3Qもランを作ることが出来ず、イシュ・スミス選手、トーマス・ブライアント選手が得点を重ねるもペイサーズの強固なディフェンスに苦しむ場面も多くありました。さらにはここまで10ターンオーバーが相手の20得点に繋がり、ミスをカバー出来ない場面も目立ちました。一気にリードも広がり、90-68と22点ビハインドで最終クォーターの戦いへ。

ジェローム・ロビンソン選手が第4Qに復調。ブラウンJr.選手が終盤はポイントガードを務め流れを変えて点差を詰めるが、ペイサーズが盛り返す展開で追い上げも実らず。ウィザーズは111-100で敗れ、これでシーディングゲームは3連敗。

ブルックスHCは試合後にブラウンJr.選手のポイントガード起用について、「残り5分で違う選手を(PGで)試してみたかった。良かったと思う」と評価。各ポジションでどういう戦力があるか見極めていかなければいけないとチーム事情についても触れ、出場時間を選手に与えるだけではなく一人一人が勝ち取らなければいけないと語りました。今後もブラウンJr.選手をPGとして起用する試合がある可能性についても示唆しました。

八村選手については得点こそ多くなかったが、内容は良かったと評価。キャリアハイとなる6アシストを記録し、それに対しても「もっと視野を広げてチームメートにボールを回すこと、その課題点にもしっかり取り組んでいる」とコメント。オープンだったら打つことも大事だが、もう一つパスを出す意識も重要と2試合連続一桁に終わった得点数には気にぜずに「しっかりバウンスバック出来た」とそのプレーに対しては満足行く内容だったことを明かしました。

八村選手も積極的なプレーを心がけたことと同時にファールをもらえきれなかった部分やシュートが決まらなかったことについても触れ、次への反省点として挙げました。キャリハイの6アシストについてはマークが厳しくなっている中、パス回しやプレイメイクを重視し、チームとしてのオフェンスの特徴に貢献出来ていることに感触を得ている様子でした。

連日の試合を戦い終えたウィザーズは明日練習は行わず、映像で試合を見返すフィルムセッション、そして回復に当てる予定です。