ファイナル白星発進!
ダラス、6月8日:
試合ほぼ全体を通じて、ジェイソン テリーはミスするわけにはいかなかった。だが少しミスが続くと、ダラス マーベリックスはディフェンスを強化してマイアミ ヒートを封じた。テリーが32得点とスパークしてチームメイトの不振を補い、マーべリックスがヒートを第4Qわずか12点に抑えて90-80と勝利。両チーム初のファイナル初戦を最高の形でスタートを切った。
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7本中4本の3ポイントを決めて32得点と爆発し、第1戦を勝利に導いたジェイソン テリー
Jesse D. Garrabrant/NBAE/Getty Images
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第4シードチームとして初のファイナ進出を達成したマーべリックスだが、序盤、ヒートに快進撃を許し苦しいスタートを強いられた。ウェイドをスローダウンさせようとエイブリー ジョンソンコーチは、エイドリアン グリフィンを先発に起用したが効果は得られず。ウェイドは最初の6分間にドライブから4本のレイアップを決めた後、外からのショットも決められることをマーべリックスに証明するかのごとく2本のジャンパーも成功させた。
ノビツキーの、不用意なインバンドパスをウォーカーに取られて第1Q終了直前に3ポイントを決められるというミスもあり、31-23とリードを許した。第2Q初めにもノビツキーの不注意なミスで、ヒートに最多リードを許した。
ノビツキーがウドニス ハスレムの執拗なディフェンスに悩まされ、ハワードも苦しむ中、ウェイドがベンチに下がると、ウェスタン カンファレンス ファイナルでは失われていたタッチを取り戻したテリーが逆転劇を開始した。前半残り33秒にはインサイドに切り込むバンクショットで44-44の同点とし、前半に11本中9本のショット(全体で7本中4本の3ポイントを含む18本中13本のショットを成功)を決めて20得点をあげる活躍を披露してチームを牽引。11点差をつけられたマーべリックスを救った。そして前半最後ノビツキーがブザービーターを沈めて46-44と逆転に導くと、アリーナは大きな歓声に包まれた。
前半わずか2ゴールに終わったノビツキーだが、第3Qの62秒間に2本の3ポイントを決めて残り4分12秒には64-59と5点リードをもたらした。だがウェイドも豪快なダンク2発を叩き込み、ヒートが68-70と2点差に追い上げて最終クォーター突入となった。
第3Qにはショットを打たなかったテリーだが、第4Q序盤の77秒間に連続8得点をあげるビッグプレで、残り7分54秒には82-72とチームが必要としたリードをもたらした。
だがその次にスティールしたボールを速攻でノーマークのレイアップに持ち込もうとしたが外した後、流れがヒートに傾きかけた。「ウェイドか誰かが後ろからきていると思った。ちょっと興奮して少し速く走って急ぎすぎた」とテリーはコメント。シャックの2本のダンク、アントワン ウォーカーのレイアップ、ウェイドのフリースロー1本と畳み掛けたヒートは、瞬く間に79-82と3点差に追い上げた。しかしウォーカーが残り3分37秒に同点の3ポイントを外した後、マーべリックスのディフェンスの前にヒートの攻撃は鳴りを潜めた。
最後マーべリックスの8-1の攻撃をテリーの2本のフリースローで終えたマーべリックスは、ノビツキーとハワードが第4Q無得点に終わったにも関わらず、10点差をつけて大事な初戦をものにした。ヒートは最終クォーター20本中5本のショットしか決めることができず、5つのターンオーバーを犯して墓穴を掘った。「うちはアウトサイドショットを決めることができなかった。第4Qの5本のショットはすべてペイントで決めたものだった」とヒートのパット ライリーコーチは悔やんだ。
「チームが勝つためには、常にアタックモードでいなくてはいけないが、今日はそうすることができた。ただアグレッシブにプレイし、スコアボードを見上げる暇もなく、ショットを打ち続けた」とテリーは満面の笑みを浮かべた。「ジェイソンがみんなを救ってくれた」とスタックハウスは喜んだが、「ジェイソン テリーに素晴らしいゲームをされた」とシャックは悔やんだ。ジョンソンコーチも「うちには今日の試合で見せてくれた本物のジェイソン テリーが必要だった。テリーのおかげでとても特別なバスケットボールチームになることができる」と称賛した。
ノビツキーは14本中4本の16得点。ハワードも14本中3本の10得点に終わった上、5つのターンオーバーを記録して2人とも本領発揮とはいかなかった。「自分とジョッシュはいいところが少なかった。向こうのタフなディフェンスでショットを抑えられた。だが2人で28本中7本しか決められなくて勝ったと知ったら、信じられなかっただろう」とノビツキーは勝利を喜んだ。
ジェリー スタックハウスも途中出場ながら13得点と貢献。マーべリックスはプレイオフ連続17試合リバウンドで上回っていたが、43-45と初めてリバウンドで劣りながらも勝利することができた。「リバンドで負けたのは久しぶりだ。チームとしてもっと強くタフにリバウンドを取らなくてはいけない」とジョンソンコーチは苦言を呈した。
ノビツキーとハワードは不振だったが、それはシャックも同様だった。優勝を達成した3回ともファイナルMVPに輝いたシャックにボールが回らず、11本のショットを打っただけで17得点に終わった。また最後の1本は何とか決めたが、最初の8本のフリースローを全部落としてチームの足を引っ張った。「チームを優勝させたければ、自分がフリースローを決めなくてはいけないことはこれまでの経験で分かっている。多分そのことを考えすぎたのかもしれない」とシャックはコメント。ウェイドも「我々はもっとシャックにボールを集めなくてはいけないことは承知している」と語った。
ヒートではウェイドがチームトップの28得点をあげたが、25本のショットを要した。ウォーカーも17得点と貢献したが、ベンチの援護はわずか2得点に終わった。「最初、ウェイドに次々とレイアップを決められ、厳しい試合になりそうだった。だがうちの選手たちはよく彼のショットにくらいつき、後半は彼にもっとアグレッシブ対処した」とテリーはチームのディフェンスを称えた。
第2戦は同じくダラスで11日(日)に開かれる。マーべリックスはポストシーズンのホームゲームはこれで7勝2敗と好調を維持しており、ヒートとしてもまた苦しい戦いを強いられるかもしれない。だが悲願の初優勝を飾るためには、2連敗ではなく1勝1敗に戻してマイアミに帰ることは絶対条件となる。いかに調整してくるかが期待される。









