カポノ タイトルを守り切り、最高記録に並ぶ

ニューオーリンズ、2008年2月16日:
ジェイソン・カポノが描く放物線は次々とリングに吸い込まれていった。

アレン・アイバーソンはかつてこのような言い回しをした。

「リングがまるで海のように広く感じる。」

カポノもきっと同じように感じていただろう。ボールに磁石が入っているかのように、リングに吸い込まれていった。

NBAオールスター・サタデーナイトで行なわれた3ポイント・シュートアウトでトロント・ラプトーズのカポノが、ファイナル・ラウンドで25本中20本(10本連続成功を含む) 沈め、1986年にクレイグ・ホッジスが残した3ポイント・シュートアウト全ラウンドの歴代最高記録、マーク・プライスが1994年に、また昨年ラスベガスで自身が樹立したファイナル・ラウンド最多得点タイ記録(24得点)を上回る25得点をあげ、自身が持つタイトルを守りぬいた。

コンテストの途中で新記録に近づいていることを意識したかと尋ねられたところ「自分がシュートしている位置からだと、自分のスコアが何点なのかがわからないんだ。だから最後まで気持ちをからさないようにひたすら打つだけだったね。」とカポノは振り返った。

きっといい気分であったに違いない。

ダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキー (ファースト・ラウンド17得点、ファイナル・ラウンド14得点)とクリーブランド・キャバリアーズのダニエル・ギブソン(ファースト・ラウンド17得点、ファイナル・ラウンド17得点) と戦ったファイナル・ラウンドだけでなく、カポノはファースト・ラウンドで20得点を挙げ、圧倒的な強さを見せていた。

今回の連覇は2002、2003に当時サクラメント・キングスに所属していたペジャ・ストヤコビッチが達成していた初となる偉業であった。今回開催地ニューオーリンズが本拠地であるホーネッツの一員として参加したストヤコビッチであったが、15得点でファイナル・ラウンドには一歩及ばなかった。また、スティーブ・ナッシュ(9得点)、リチャード・ハミルトン(14得点)もファースト・ラウンド敗退に終わっている。

今年で5年目となるカポノは、ファイナル・ラウンドで5個全てのマニー・ボール(2点)を沈め、すぐそばで応援していたチームメイトのクリス・ボッシュと祝福した。

「彼はすぐそばで“打て!打て!”と言っていた。彼はいつも僕にそういうんだ。」と、カポノは語った。

リーグ最高の現役シューターを尋ねると、ほとんどの人がレイ・アレンマイケル・レッドマイク・ミラー、そしてペジャと答える。ここに一人新たな男が加わるはずである。それはジェイソン・カポノである。彼はそのことを2年連続で証明してみせたのである。