NBA ウィークリー・リキャップ:ウェスタン・カンファレンス
パシフィック・ディビジョン (3月17日〜3月23日)
by Mayumi Nakamura

1位 ロサンゼルス・レイカーズ
(第21週3勝1敗、通算48勝22敗)

パウ・ガソルが戦線離脱し、アンドリュー・バイナムの復帰はまだ先延ばしとなったが、マーべリックス、ジャズとの死闘を敵地で制するビッグな週となった。最後ウォリアーズに負けたため、ホーネッツに僅差でウェスト首位は譲ったが、今週末にはガソルの復帰が望め、クリス・ミームの復帰も近く、プレイオフまでにはバイナムも戻ると言われている。しかも残り12戦のうち8戦はホーム、クリッパーズ戦を加えると9戦がホームとなり、俄然有利となる。18日のダラスでのマーべリックス戦では、コービー・ブライアントが29得点中19得点を後半にあげ、第3Q半ばには25点リードに導いた。ウラジミール・ラドマノビッチもシーズンハイの21得点中10得点を第4Qにあげ、ラマー・オドムも17得点、ロニー・トュリアフも17得点、17リバウンドと、ビッグマン不在を埋める多大な貢献をして102-100の勝利に貢献した。2勝1敗とリードしたシリーズの第4戦は、4月4日にロサンゼルスで行われる。20日のユタでのジャズ戦では、最初の10本中9本のショットを決めて38-18と大量リードをうばい、106-95と圧勝。ジャズのホーム19連勝を止めた。「最も大きかったのはいいスタートを切り、ファンを黙らせたことだ」と語ったコービーが27得点。オドムも21得点、12リバウンド、ラドマノビッチも13得点、11月の初戦にはひどいブーイングを受けたデレック・フィッシャーも、暖かい歓迎を受けて11得点と貢献した。翌21日はホームでのソニックス戦となり、コービーが24得点、オドムも13得点、10リバウンドをあげ、第4Qには主力が下がったが、ベンチ陣が56得点をあげて130-105と大勝を飾った。だが23日のホームのウォリアーズ戦では、コービー(36得点、シーズンハイの14リバウンド、8アシスト)が最後56.4秒間に2本の3ポイントを決めてその度に1点差に追い上げたが、スティーブン・ジャクソンに2本の3ポイントを含む6得点を許して111-115と惜敗した。オドムも19得点、キャリアハイの22リバウンド、トュリアフとフィッシャーも各16得点をあげたが、勝利を呼び込むことはできなかった。今週はアウェイでのウォリアーズ戦の後は、ホームでボブキャッツ、グリズリーズ、ウィザーズ戦となり、勝ち星が見込まれる。

 
 
確実にチームにフィットし始めたシャック。優勝請負人の使命を果たすことができるか。
Allen Einstein/NBAE/Getty Images
2位 フェニックス・サンズ
(第21週3勝0敗、通算47勝22敗、ゲーム差0.5)

ウェストの強豪チームがプレイオフを見据えて大型補強を行ったが、シャキール・オニールを獲得したサンズも先週の3連勝を含んで7連勝と強さを見せてきた。ディビジョン首位のレイカーズを0.5ゲーム差、ウェスト首位のホーネッツも0.5ゲーム差に捉え、首位奪還を目前とした。18日のポートランドでのブレイザーズ戦では、アマレ・スダーダマイヤーが25得点をあげたのに加えて、シャックも16得点、14リバウンドをあげて、チームと上手く融合したプレイを続けた。スティーブ・ナッシュも22得点、ボリス・ディーオウリアンドロ・バルボサも各12得点をあげ、第3Q終盤から21-7の猛攻をかけて111-98と勝利した。19日のシアトルでのソニックス戦では序盤に14点リードされたが、スターダマイヤーが26得点中11得点を第4Q にあげて逆転に牽引。第3Qに右足首を捻挫したラジャ・ベルも6本の3ポイントを決めて20得点、ナッシュも23得点をあげ、チーム全体でシーズンハイの27のターンオーバーを犯しながらも110-98と制した。22日のホームにはジャズを迎えたが、スターダマイヤーがフランチャイズ新記録となる20本のフリースローすべてを成功させて38得点、13リバウンド、4ブロックと気合を見せた。またシャックも23得点、13リバウンドと、サンズ加入後最高の働きを披露。スターダマイヤーはシャック加入以来、1試合平均29得点、10リバウンドと、好調を維持する。欠場したベルに代ったバルボサも21得点、ナッシュも15得点、ディーオウも13得点、グラント・ヒルも2000年以来最多となる10アシストを記録して122-113と快勝。ロケッツを抜いてウェスト3位に浮上した。だが今週はイーストへのロード4戦となり、ピストンズ、ボストン・セルティックス、シクサーズ、ネッツと厳しい試合が待つ。

3位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
(第21週2勝2敗、通算43勝26敗、ゲーム差4.5)

2勝2敗で終わり、ウェスト8位の座はキープしたが、9位ナゲッツに1.5ゲーム差に追い上げられた。18日のサクラメントでのキングス戦では、バロン・デイビスが24得点、8アシストをあげたが、モンタ・エリスが11得点、アンドリス・ビードリンシュも13得点と主力の不振が続き、105-122と敗れた。だが19日のロサンゼルスでのクリッパーズ戦では、スティーブン・ジャクソンが29得点、エリスも29得点、マイケル・ピートラスも15得点、12リバウンド、デイビスも14得点をあげて116-100と勝利。ジャクソンがシーズン最初の7試合を出場停止となり、6連敗スタートを切った後、最初の1勝をクリッパーズからあげ、ジャクソン復帰後41勝19敗としたことについて、ドン・ネルソンHCは「6連敗スタートの後、こんないい成績があげられるとは夢にも思わなかった」と喜んだ。だが21日のホームのロケッツ戦は凄まじい戦いとなり、最後デイビス(27得点)の3ポイントで同点としたが、ボビー・ジャクソンに3ポイントを決められ、最後デイビスの3ポイントが決まらず、106-109と痛恨の負けを喫した。エリスも24得点、アル・ハリントンも18得点、シーズンハイの14リバウンド、ピートラスも16得点、13リバウンドと健闘したが、ナゲッツに1.5ゲーム差に追い詰められた。しかし23日のロサンゼルスでのレイカーズ戦では、コービーに最後56.4秒間に2本の3ポイントを決められ、それぞれ1点差に追い上げられたが、ジャクソンがその度に3ポイントを見舞って離し、115-111と同じ州内の天敵を倒した。9連敗していたレイカーズに2連勝を飾り、対戦シリーズも2勝1敗とリードした。第4戦は今週24日に行われ、27日のブレイザーズ戦の後は、9位のナゲッツ、7位のマーべリックスとの直接対決が控える。

4位 サクラメント・キングス
(第21週1勝2敗、通算31勝38敗、ゲーム差16.5)

1勝2敗で終えたため、ウェスト8位に16.5ゲーム離された。18日のホームでは北カリフォルニアのライバル、ウォリアーズ戦となった。ケビン・マーティンが34得点、ロン・アーテストも26得点と奮起し、23点リードを一時6点差まで追い上げられたが、その後連続15点をあげて引き離し、122-105と会心の勝利を飾った。珍しく先発のポイントガードに起用されたアンソニー・ジョンソンも13得点、13アシストと元気なところを見せ、ミッキー・ムーアも19得点、10リバウンド、ブラッド・ミラーも14得点、13リバウンドと活躍。ここ5戦で4勝目をあげた。だが21日のサンアントニオでのスパーズ戦では、アーティストが23得点、マーティンも20得点、アンソニーも12得点と奮起して、第3Qには同点に追い上げたが、リードはできず。第4Qにも6点差まで追い上げたが、ファブリシオ・オベルトに連続6得点を許して13点差とされ、最後は89-102と敗れた。22日のメンフィスでのグリズリーズ戦でも、マーティンが29得点、スペンサー・ハウズも19得点、12リバウンドと両方ともシーズンハイのなる活躍、フランシスコ・ガルシアも15得点、ジョン・サルモンも12得点をあげたが、111-117と敗退。9得点、8リバウンドを記録したムーアは「攻守にわたって利己的なプレイをした。お互いにディフェンスでも助け合うことが必要だ」と反省した。今週はロケッツ、グリズリーズ、ウィザーズ、ソニックスと続くだけに、制して少しでも差を広げたい。

5位 ロサンゼルス・クリッパーズ
(第21週0勝4敗、通算21勝48敗、ゲーム差26.5)

先週は4連敗に終わり、計7連敗を喫して、ディビジョン4位のキングスにも10ゲーム差とされた。 17日のホームのウルブズ戦では、コーリー・マゲッティーが34得点(30得点以上は今季7回目)、ティム・トーマスも22得点をあげたが、背中下部を痛めたクリス・ケイマンの欠場は5試合目となり、痛手が続いている。残り2分33秒にはマゲッティーの3ポイントで88-98と追い詰めたが、90-99と敗戦となった。19日のホームのウォリアーズ戦でも、ルーキーのアル・ソーントンが24得点、13リバウンド、マゲッティーも21得点、トーマスも20得点と3人が20得点以上をあげる気迫を見せた。第4Qには11-0の猛攻をかけて81-92と追い上げたが、ウォリアーズに8-20と反撃されて100-116とまたも敗れた。21日のポートランドでのブレイザーズ戦では、チームのリーディング・スコアラーのマゲッティーが肩の痛みで欠場し、トーマスもウイルス性胃炎で第1Q以後下がった。それを受けてカッティーノ・モブリーが24得点、ジョッシュ・パウエルも21得点、ダン・ディッカウとスマッシュ・パーカーも各14得点と健闘を続けた。最後モブリーの3ポイントで3点差まで追い上げたが、ジャレット・ジャックに2フリースローを決められて102-107と惜敗を喫した。翌22日にはホームでのブレイザーズ戦となったが、ケイマン不在の穴は大きく、先発のセンター、パウエルが13得点、10リバウンド、10日間契約を2回繰り返した後、18日に今季残りの契約をしたニック・ファゼカスも9リバウンドを取ったが、全体ではリバウンドを41-53と圧倒されて72-83と敗れた。復帰したマゲッティーも21得点と健闘したが及ばなかった。今週はアウェイでマーべリックス、スパーズ、ジャズと厳しい日程が続くが、最後がホームでのグリズリーズ戦となるので、何とか連敗を止めたい。