NBA ウィークリー・リキャップ:イースタン・カンファレンス
サウスイースト・ディビジョン (3月16日〜3月22日)
by Mayumi Nakamura

1位 オーランド・マジック
(第21週2勝2敗、通算46勝26敗)

2勝2敗の五分で終えたため、1位セルティックスには10.5ゲーム離されたが、2年連続のプレイオフ出場を決定した。17日のホームのキャバリアーズ戦では、第3Qには10点リードされたが、第4Qを31-18と圧倒して104-90と勝利。シーズンシリーズ4戦を2勝1敗とリードした。レブロンには30得点を許したが、ドワイト・ハワードが23得点、13リバウンド、ラシャード・ルイスも5本中3本の3ポイントを決めて21得点、ヒドゥー・ターコルーも18得点をあげて勝利に貢献した。だが19日の同じくホームのウィザーズ戦では、ハワードがブレンダン・ヘイウッドの執拗なディフェンスでファウルトラブルに陥り、3得点、14リバウンドに抑えられた。この日誕生日を迎え、キャリアハイの39得点と発奮したターコルーが残り2秒に放ったレイアップを決めることができず、86-87と無念の惜敗を喫した。シリーズ4戦は1勝2敗とされたが、オーランドでの4月16日の今季最終戦が第4戦となる。21日のホームでのシクサーズ戦では、母国トルコの製薬会社から毎年恒例の会議に来た300人の応援を受けたターコルーが16得点、9アシストと活躍。ルイスも18得点、ハワードも13得点、12リバウンド、ジャミーア・ネルソンも12得点と、8人が二桁得点をあげて113-95と圧勝。4連勝を飾り、シリーズも3勝1敗で終了。プレイオフに向けて快進撃を続けるシクサーズに違いを見せつけた。しかし22日のアトランタでは、同じくプレイオフ出場を目指して必死のホークスに90-98と敗退。ターコルーが18得点、ネルソンも16得点をあげたが、チームトップの平均21.1得点を記録するハワードが11得点、16リバウンドに抑えられ、90-98と敗れた。今週はホームでスパーズ戦、アウェイでバックス戦と2試合しかないが、11月21日に110-128と敗れたスパーズに雪辱を期したい。

 
 
ビビィ筆頭に9年ぶりのプレイオフ復帰を目指したいホークス
Scott Cunningham/Einstein/NBAE/Getty Images
2位 ワシントン・ウィザーズ
(第21週2勝1敗、通算35勝33敗、ゲーム差9.0)

3月13日にカロン・バトラーが復帰して先々週は3連勝、先週も2勝1敗で終え、ようやく好調の波に乗り始めた。17日のホームのホークス戦では、前半終始リードしたが、第3Q に逆転を許して95-105と敗れた。アントワン・ジェイミソンが25得点、ヘイウッドも16得点、ロジャー・メイソンも14得点をあげたが、3連勝を止められた。去年の3月21日に左膝を手術したギルバート・アリーナスがMRI検査を受け、膝が完治したことが示され、復帰を早めるためにワークアウトのレベルを増すというニュースも流れた。19日のホームのウィザーズ戦では、ターコルーには39得点の爆発を許したが、ジェイミソンが31得点、11リバウンド、デショーン・スティーブンソンも14得点、バトラーも11得点、9リバウンド、ヘイウッドも10得点、11リバウンドと奮起して、87-86と大接戦の勝利をものにした。前半ほとんどリードされたが、第3Qの7点差を跳ね返して制し、シリーズ4戦を1勝2敗とした。21日のマイアミでのヒート戦では、復帰して5試合目となるバトラーが25得点と初めて20得点を超える活躍を見せ、復調ぶりを示した。ジェイミソンも22得点、10リバウンドと貢献。一度もリードを許さず、第3Qには25点ものリードを奪って103-86と快勝した。選手たちに門限を設け、シーズン中ずっと苦戦を続けたチームに集中力を増そうと考えたエディ・ジョーダンHCの作戦が首尾よく運んだ。35勝33敗と、2月3日以来初の5割2ゲームアップとした。だが今週最初には、ピストンズとのビッグな試合が待ち、予断は許されない。

3位 アトランタ・ホークス
(第21週3勝1敗、通算30勝39敗、ゲーム差14.5)

3勝1敗と流れを変えて8位に復帰。9位に転落したネッツに1.5ゲーム差をつけ、9年ぶりのプレイオフ復帰に向けて猛ダッシュを続ける。16日のニューヨークでのニックス戦では、去年怪我をしてプレイオフを逃したジョー・ジョンソンが今年こそ導こうと、28得点、11アシストと奮闘。マービン・ウィリアムスも25得点、ジョッシュ・チルドレスも22得点、9リバウンド、ジョッシュ・スミスも15得点、8リバウンド、ルーキーのアル・ホーフォードも8得点、10リバウンドと援護し、109-98の勝利に貢献。8位ネッツに並び、シリーズ4戦も2勝0敗とした。翌17日のワシントンでのウィザーズ戦でも、2月16日に移籍してきたマイク・ビビィが23得点、ジョンソンも18得点、10アシスト、スミスも17得点、チルドレスも16得点、ホーフォードも12得点、15リバウンド、キャリアハイの6アシストと奮闘を続け、105-96と勝利。ネッツに0.5ゲーム差をつけて8位に上昇した。マイク・ウッドソンHCは好調の要因について、「ビビィの加入が大きい。チームメイトといい関係を築き、自分でもショットを決められるし、オープンな選手にボールを出す。自分がコーチになってから、そういう選手は初めてだ」と51試合のプレイオフ経験を持つビビィの加入を喜んだ。また「選手たちには一度に1試合ずつ、これがラストゲームとして取り組むようにと話した」と付け加えた。だが19日のネッツとの直接対決では、ジョンソンが24得点、ホーフォードも20得点、15リバウンド、スミスも20得点、ビビィも15得点、6アシストをあげたが、後半を47-65と圧倒されて117-125と敗退。再びネッツと8位タイとされ、シリーズも1勝3敗とリードされた。しかし22日のホームのマジック戦では、最後2フリースローを決めて98-90の勝利に導いたジョンソンが34得点。ビビィも20得点、キャリアハイの8リバウンドをあげて、試合を決めた第4Qのテンポをコントロール。スミスも19得点をあげて勝利に貢献し、ビビィ移籍後の成績を8勝11敗とした。

4位 シャーロット・ボブキャッツ
(第21週1勝3敗、通算25勝44敗、ゲーム差19.5)

3月2日から8日まで驚異の5連勝を飾り、初のプレイオフ出場なるかと期待を抱かせたが、先々週の2連敗に加えて、計5連敗を喫し、望みも潰えたかに見える。16日のクリーブランドでのキャバリアーズ戦では、ジェイソン・リチャードソン(33得点)が最後連続9得点をあげて、残り1分8秒に91-92と追い上げたが、レブロンの前に91-98の惜敗を喫した。レイモンド・フェルトンの14得点、エメカ・オカフォーの10得点、12リバウンド、ジェラルド・ウォーレスの10得点の奮闘も生かせなかった。翌17日はメンフィスでのグリズリーズ戦となり、前半は47-42とリードしたものの、後半を33-56と圧倒されて80-98と大敗を喫した。デレク・アンダーソンがシーズンハイの17得点、ジャレッド・ダッドリーも14得点をあげたが、頼みのリチャードソンが後半ガス欠となり8得点に終わった。19日のインディアナでのペイサーズ戦でも前半は53-46とリードしながら、後半に逆転され、最後1点差まで追い上げたが逆転はならず、95-102と敗退。リチャードソンが20得点、10リバウンド、マット・キャロルも18得点をあげたが、5連敗を喫した。22日のホームのヒート戦では、2月22日のキングス戦でミッキー・ムーアにエルボーをくらって脳震盪を起こして8ゲーム欠場したウォーレスが、まだ完全の体調ではないと言いながらも26得点と奮起。リチャードソンも24得点、ナージ・モハメッドも16得点、14リバウンドと援護してリードを守り、94-82と勝利に牽引。シリーズも3勝1敗とした。「今週はウェストへ5日で4戦という厳しいロードが始まるだけに、非常に重要な勝利となった」とリチャードソンは笑顔を見せた。

5位 マイアミ・ヒート
(第21週1勝3敗、通算12勝57敗、ゲーム差32.5)

先々週ドウェイン・ウェイドの今季残りの離脱が発表されたが、先週は左足首を損傷しているウドニス・ハスレムも今季絶望と発表となった。怪我人続出でDリーグの選手も呼び寄せ、何とか4戦で1勝した。18日のミルウォーキーでのバックス戦では、クリス・クインが第4Qに3本の3ポイントを成功させ、全体でシーズンハイの33得点と爆発。ジェイソン・ウィリアムスも21得点、10アシスト、リッキー・デイビスも14得点、10アシストと奮起し、後半の14点リードを跳ね返して112-106と勝利。背中の故障で2試合欠場したショーン・マリオンも8得点、12リバウンドと貢献し、3月に入って8連敗した後、ようやく嬉しい初勝利をものにした。だが19日のトロントでのラプターズ戦では、マリオン(背中)とウィリアムス(親指突き指)までもが欠場となり、7人の選手で戦うことを強いられた。クインが14得点、デイビスも12得点、ルーキーのデイカーン・クックも8得点をあげたが、54-96とショットクロック導入以来3番目に低い点となる大敗に終わった。21日のオーランドでのウィザーズ戦の前にはハスレムの離脱が発表され、マリオンの欠場も続いた。ボビー・ジョーンズが15得点、マーク・ブラントも12得点、デイビスも10得点をあげたが、第4Q残り7分25秒からはDリーグから召集した5人がプレイし、86-103と敗れた。22日のシャーロットでのボブキャッツ戦でも9人の選手中、ウィリアムスが19得点、デイビスも15得点、クインも14得点をあげて必死に追い上げたが、82-94とまたも敗退。3月の成績はこれで1勝11敗となった。パット・ライリーHCはアシスタントコーチに采配を任せ、NCAAトーナメントでの選手の視察を重ねている。