NBA ウィークリー・リキャップ:ウェスタン・カンファレンス
パシフィック・ディビジョン (2月4日〜2月10日)
by Mayumi Nakamura

1位 フェニックス・サンズ
(第15週3勝1敗、通算36勝15敗)

ホーネッツとの直接対決には敗れたが、1ゲーム差をつけてウェスト1位の座をキープ。2月6日にはシャキール・オニール獲得と言う電撃トレードを敢行し、プレイオフへ向けて磐石の体制を整えた。だがショーン・マリオンマーカス・バンクスを放出したトレードが悲願の優勝に結びつくかは、これからの試合内容にかかることになった。ホーム6戦の3ゲーム目となったシャーロット・ボブキャッツ戦では36本中16本の3ポイントを決めて118-104と勝利。リーアンドロ・バルボサが5本の3ポイントで30得点、ラジャ・ベルもシーズンハイの7本の3ポイントで24得点、アマリー・スダーダマイヤーも24得点、マリオンも14得点をあげ、2004年創設のボブキャッツに対して負けなしの8連勝と強さを見せた。6日のトレードで加入したシャックがUSエアウェイズ・センターの上のスイート席から見る中行われたホーネッツ戦は、2度のオーバータイムにもつれ込む壮絶な戦いとなった。だが最後ペジャ・ストヤコビッチにブザービーターを決められ、130-132と痛恨の負けを喫した。スターダマイヤーが26得点、シーズンハイの20リバウンド、スティーブ・ナッシュも32得点、12アシスト、移籍したマリオンに代って先発したボリス・ディーオウもシーズンハイの22得点、バルボサも22得点と奮闘を続けたが、これで今季ホーネッツに3連敗を喫し、2月27日にニューオーリンズで行われる第4戦で雪辱を期すことになった。8日のソニックス戦も大激戦となったが、ザービアックがもうないタイムアウトを取ったことでテクニカル・ファウルとなり、ナッシュがそのフリースローに加えて最後2本のフリースローも決めて103-99と勝利。スターダマイヤーの33得点、グラント・ヒルの16得点の活躍も得て、チーム全体で32本のフリースローすべてを決めたことも勝因となった。10日のウィザーズ戦もまたも大接戦となったが、31得点、13リバウンド、4ブロックと攻守にわたって大活躍したスターダマイヤーが、残り7.5秒にフリースロー2本を決めて108-107の大逆転勝利をもたらした。この間の活躍でスターダマイヤーは先週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞した。ベンチで見ていたシャックは臀部の故障でまだプレイせず、11日の練習後にデビュー戦が決まる予定。13日のロードのウォリアーズ、14日のホームのマーべリックス戦のいずれかに出場するかは、まだ未定となっている。

 
 
チームメイトのコービーからも大絶賛されているガソルがオールスター後のホームデビュー戦で大歓迎を受けることは間違いない。
Fernando Medina/NBAE/Getty Images
2位 ロサンゼルス・レイカーズ
(第15週3勝1敗、通算33勝17敗、ゲーム差2.5)

2月1日にパウ・ガソルを獲得してから3勝1敗と絶好調を続け、1位サンズとのゲーム差は2.5と変わらなかったが、優勝戦線に残るのは確実視される様相となってきた。ロード9戦の長丁場の4戦目となった5日のニュージャージーでのネッツ戦では、コービー・ブライアントは右手小指を脱臼して6得点、8アシストに終わったが、レイカーズに来てわずか1回の練習、1回のシュート練習しかしなかったガソルが24得点、12リバウンドと働き、105-90の勝利に導く鮮烈のデビューを飾った。デレック・フィッシャーもシーズンハイタイの28得点を援護した。6日のアトランタでのホークス戦ではネッツ戦で痛めた小指を薬指と一緒にテーピングし、思うようなボール捌きができなかったと言うコービーは11得点、10アシストに終わった。ラマー・オドムがチーム最多の19得点、フィッシャーも17得点、ガソルも14本中5本の12得点をあげたが、第3Q終盤の10点リードを守れず95-98と敗れた。だが8日のオーランドでのマジック戦ではコービーが36得点、10リバウンド、6アシストをマークしたのに加え、ガゾルが30得点、9リバウンドと長年一緒にプレイしているような抜群の呼吸で援護。フィッシャーも14得点、オドムも12得点をあげ、第1Qを33-44と圧倒された試合を117-113と逆転してものにした。コービーは「ガソルはパス、シュート、リバウンド、フィニッシュなどすべてをこなせる能力を持っている。彼が加入したことで我々は非常に強いチームになれる」と大満足の表情を見せた。10日のマイアミでのヒート戦はマリオンのデビュー戦となったが、第4Qには一時17点もリード。残り1分25秒にはドウェイン・ウェイドのフリースローで94-98と4点差に追い上げられたが、身長で勝るガソルがバンクスの上からフックショットを決め、最後コービーがフリースロー4本を沈めて104-94と勝利。ロード9戦を5勝2敗とした。この調子でいけば、残るボブキャッツ、ウルブズ戦も勝利できる可能性が高く、オールスター明けの18日のホーク戦がホームデビュー戦となるガソルが大歓迎を受けることは間違いない。

3位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
(第15週1勝1敗、通算30勝20敗、ゲーム差5.5)

1月29日に契約したクリス・ウェバーはスーパーボール休暇を返上してチームと練習し、7日のホームのブルズ戦でデビューした。だが先発して13分間プレイしたが、最初の2本のショットを外して4得点、2アシストに終わり、チームは主力3人を欠くブルズに108-114と敗れた。モンタ・エリスが25得点、ウェバーの加入でプレイタイムが減ると予想されるアル・ハリントンも4本の3ポイントを決めて20得点をあげたが、バロン・デイビスは24本中8本の22得点、スティーブン・ジャクソンも19本中6本の19得点に終わった。デイビスのレイアップで残り2分10秒に100-101と追い上げたが、その後7本のフリースローを決めたブルズに引き離された。しかも1998年1月30日にマイケル・ジョーダンがオークランドで最後に勝ってから、負け続けていたチームに勝利を献上する結果となった。9日にはウェバーが6年間在籍したキングスをホームに迎え撃ち、ウェバーは14分のプレイで2得点、5リバウンドに終わったが、この試合の主役は3年目のガード、モンタ・エリスとなった。34得点中16得点を第4Qにあげ、残り12.9秒には鍵となるジャンパーに続いてフリースローも決めてキングスの反撃を退け、105-102の勝利に牽引した。この試合で15本中12本のショットを決めたエリスは、ここ3ゲームで37本中30本を成功させ、81.1%と驚異的なシュート成功率を記録している。ジャクソンも残り2.4秒に決めた2本のフリースローを含む26得点、デイビスもファウルトラブルに見舞われながらも10得点、9リバウンド、7アシストと貢献した。ウェスト8位はキープしたが、同率でロケッツに並ばれただけに、次のウィザーズ、サンズ戦は落とせない。

4位 サクラメント・キングス
(第15週1勝2敗、通算23勝26敗、ゲーム差12.0)

1月30日からシーズンハイの4連勝を飾り、5割まであと2勝としたが、先週は1勝2敗に終わり、イースト8位とのゲーム差は6.5となった。だが10連勝中のジャズに土をつけ、大金星をあげる週ともなった。6日のホームのソニックス戦では、先々週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞したブラッド・ミラーが家で皿を洗った際に指を切ったため欠場。リーディングスコアラーのケビン・マーティンも10本中1本しか決められず5得点に終わり、92-105と敗退した。ロン・アーティストが20得点、マイク・ビビィミッキー・ムーア、スペンサー・ハウズも10得点ずつをあげたが、37%のシュート成功率に抑えられて、ロード14連敗中のソニックスの前に屈した。8日のホームのジャズ戦は50本中40本のフリースローを決める(ジャズは23本中19本成功)というファウルが乱れ飛ぶフィジカルなゲームとなったが、第4Qを29-17と圧倒し、リバウンドも54-39と制して117-104と勝利。ジャズの10連勝の快進撃を止める見事な試合内容を展開した。マーティンが27得点、アーティストも22得点、8リバウンド、復帰したミラーも15得点、8リバウンドと奮起。控えのガード、クインシー・ドビーも第3Q終わりに3ポイントを決め、続く第4Qもすべてプレイしてシーズンハイの15得点と貢献した。9日にはその勢いでウォリアーズのホームに乗り込み、ビビィが24得点、7アシスト、アーティストも21得点、シーズンハイの13リバウンドと奮闘を続けたが、最後エリスの活躍を許して102-105と惜しくも敗れた。今週はロードでグリズリーズ、ロケッツ戦となるが、少しでも勝って5割に近づけたい。

5位 ロサンゼルス・クリッパーズ
(第15週2勝2敗、通算16勝32敗、ゲーム差18.5)

1月を4勝9敗で終えて14勝28敗となり、ロード8戦がスタートした2月最初の2戦も落とし30敗目を喫した。だが先週は2勝2敗で終了し、少し明るい光を見せてきた。ロード3戦目となった4日のニューヨークでのニックス戦では前半を51-60とリードされたが、後半は52-34とコントロール。第3Qに11点リードされたところから20-4の猛攻をかけて逆転した。コーリー・マゲッティーが19得点、5試合連続欠場したクリス・ケイマンも復帰して15得点、9リバウンド、カッティーノ・モブリーも14得点と奮起して103-94と勝利し、ロード9連敗をようやく止めることに成功した。6日にはボストンでセルティックスと戦ったが、その日の地元の新聞にサム・カセールがチームに契約のバイアウトを要請し、かつてのチームメイト、ガーネットと組んでセルティックスの控えのポイントガードになりたい旨が掲載された。だがそのカセールは第2Q終盤にセルティックスの先発ポイントガード、レイジョン・ロンドの顔面を腕で痛打し、フレグラントファウルを取られて退場となった。マゲッティーが33得点、モブリーも16得点、ケイマンも12得点、9リバウンド、6ブロックと奮闘を続けたが、100-111と敗れた。8日のトロントでのラプターズ戦では、マゲッティーが5本の3ポイントすべてを決めてシーズンハイタイの35得点、モブリーとアル・ソーントンも各19得点、ケイマンも16得点、12リバウンドをマークして102-98と制した。9日はフィラデルフィアでのシクサーズ戦となったが、ディフェンスに重点をおき速攻からの攻撃をしかける戦略で2連勝したシクサーズの前に80-101と敗退。マゲッティーが25得点、モブリーも19得点、ソーントンも18得点、10リバウンドを記録したが、1試合平均13.6リバウンドをマークするケイマンが11リバウンド、得点も4に終わったのも敗因となった。今週はバックス戦でようやくロードを終え、ホームでウィザーズを迎え撃つ。