NBA.com/Japan ウィークリー・コラム
NBAオールスター
By Masasyoshi Niwa

1月24日にオールスターファン投票の結果、1週間後の2月1日には、コーチ推薦による控え選手の名前が発表され、全24名(先発10人、推薦14人)のオールスター出場選手が決まった。カンファレンス別に見ていくと…。

東地区

先発
G ドウェイン・ウェイド(ヒート)、ジェイソン・キッド(ネッツ)
F レブロン・ジェイムス(キャバリアーズ)、ケビン・ガーネット(セルティックス)
C ドワイト・ハワード(マジック)

リザーブ
チャウンシー・ビラップス(ピストンズ)
クリス・ボッシュ(ラプターズ)
カロン・バトラー(ウィザーズ)
リチャード・ハミルトン(ピストンズ)
アントワン・ジェイミソン(ウィザーズ)
ジョー・ジョンソン(ホークス)
ポール・ピアース(セルティックス)

 
 
オールスターファン投票でイーストのスターターに選ばれたキッドに、ウェストへのトレードの噂が!?
Garrett W. Ellwood/NBAE/Getty Images
東地区の先発に関しては、全く異論がない。本来、ガードにはビラップスが入ってもおかしくないが、ウェイドとキッドでも、十分納得は出来る。

問題は、キッドがマーベリックスにトレードされるのでは?との噂が消えないだけに、その場合、誰が先発するかだが、推薦で選ばれたビラップスがそのまま昇格するのが、妥当と思われる。

本当にキッドが西地区に移籍した場合は、スポットが一つ空くので、こちらも誰が選ばれるか、ということになるけれど、その場合は、レイ・アレンビンス・カーターあたりが有力候補となるだろう。

もちろん、バックスのマイケル・レッド、ラプターズのホセ・カルデロンらが選ばれても、全くおかしくない。

フォワードの先発に関しては、ガーネットとジェイムスで動かしようがないが、リザーブの選択は難を極め、好調のマジックからヒドゥー・ターコルーラシャード・ルイスが選ばれても不思議はなかった。

ただ、例えば、ジェイミソンとバトラーは、ギルバート・アリーナスの穴を埋めて、余りある活躍を見せており、彼らもまた、オールスターにふさわしい。

センターの控えは、飛び抜けた人材に乏しく、逆の意味で、ガードやフォワードと比べて選考が難しかったはずだが、コーチらは、ボッシュをセンターとして選ぶことで、それを解決した。結果的に、シャックのオールスター連続出場記録は、14回で途切れることとなってしまった。この記録は、カール・マローンらと同じである。

西地区

先発
G コービー・ブライアント(レイカーズ)、アレン・アイバーソン(ナゲッツ)
F カーメロ・アンソニー(ナゲッツ)、ティム・ダンカン(スパーズ)
C ヤオ・ミン(ロケッツ)

リザーブ
カルロス・ブーザー(ジャズ)
スティーブ・ナッシュ(サンズ)
クリス・ポール(ホーネッツ)
ブランドン・ロイ(ブレイザーズ)
アマレ・スターダマイヤー(サンズ)
デイビッド・ウェスト(ホーネッツ)
ダーク・ノビツキー(マーベリックス)

 
オールスターをホームで迎えるニューオーリンズのクリス・ポール。今季の活躍ぶりは、初選出とは思えない。
Jesse D. Garrabrant/NBAE/Getty Images
 
西地区のガードファン投票では、最後にアイバーソンが票を伸ばし、トレイシー・マクグレディ(ロケッツ)を交わす形で先発の枠に滑り込んだ。しかし、チームの好調さ、ニューオーリンズでの開催ということを考えれば、ポールが入ってもおかしくなかったかもしれない。

もちろんそのポールは控え選手として選ばれたが、初出場とは思えないほど、納まりがいい。

さて、その西地区のガード枠の激戦振りは、逆に選に漏れた選手の名からそれが分かる。なんと、スパーズのマヌー・ジノビリートニー・パーカー、ウォリアーズのバロン・デイビス、ジャズのデロン・ウィリアムスがオールスターに出られないのである。

それは、フォワードでも同じことが言えて、マーベリックスのジョッシュ・ハワード、サンズのショーン・マリオン、ティンバーウルブスのアル・ジェファーソンらの名前を出場者リストの中に見つけられなかったとき、西地区の層の厚さを、改めて知らされた。

さて、東地区同様、控えセンターの予想が難しかった。アマレ・スターダマイヤータイソン・チャンドラーマーカス・キャンビーが候補だったが、選ばれたのはスターダマイヤー。本来のポジションはパワーフォワードだろうが、純粋なセンターのチャンドラー、キャンビーを上回った。チャンドラーは、オールスター開催地の選手だが、そのスポットは、フォワードのウェストに譲った感がある。

さて今後は、先に触れたように、トレードで選手がカンファレンスを超えて移籍、または、選ばれた選手がケガなどで出られない状況となった場合、デイビッド・スターンコミッショナーが、代わりの選手を選ぶことになる。

よって、今回は漏れたものの、東地区では、アレン、カーター、西地区ではジノビリー、チャンドラーといったボーダーラインの選手が、ギリギリまで、リーグからの連絡を待つことになるだろう。

例年、こうした形で出場を果たす選手が意外と多いだけに、彼らとて、まだまだ諦めてはいないはずだ。