NBA ウィークリー・リキャップ:イースタン・カンファレンス
アトランティック・ディビジョン (1月20日〜1月26日)
by Mayumi Nakamura

1位 ボストン・セルティックス
(第13週2勝1敗、通算34勝7敗)

1月9日に9連勝を止められた後、ウィザーズに2連敗し6敗目を喫した。先週もきわどい試合の連続を2勝1敗で乗り、2位ピストンズとの4.5ゲーム差を何とか守った。21日のホームでのニューヨーク・ニックス戦では第3Q終盤に18点リードを奪ったが、ポール・ピアースクェンティン・リチャードソンがやりあい、2人とも退場。第4Q序盤には7点差に追い詰められたが、オールスターゲームのファン投票でトップの投票数を得たケビン・ガーネットの20得点13リバウンド、7アシストの活躍で109-93と勝利。ケンドリック・パーキンスもキャリアハイの24得点、レイ・アレンも17得点と援護して、ディビジョン内のチームとの対戦成績を10勝0敗とした。33勝6敗とイーストトップの成績を記録したドック・リバースHCは、オールスターのイーストコーチが決定した。だが23日のホームのトロント・ラプターズ戦では、15本もの3ポイントを打たれて58%のフィールドゴール成功率を許した。残り10.5秒にエディ・ハウスが3ポイントを放つもはずれ、リバウンドを取ったレイ・アレンのショットもリムに嫌われ112-114と惜敗を喫し、ガーネットの26得点、ピアースとアレンの各19得点の奮闘も実らなかった。25日にはガーネットが昨季まで12年フランチャイズプレイヤーとして働いたミネソタ・ティンバーウルブズを迎えたが、この試合の前に2連勝してようやく7勝をあげた古巣に対して、残り4分には72-78と6点リードされた。だがその前に腹部の鋭い痛みでローカールームに下がっていたガーネットが戻り、ピアースの2フリースロー、レイアップで残り23秒に85-86に追い上げ、ケンドリック・パーキンスレイ・アレンのミスショットを入れて残り16.6秒に遂に逆転。最後ガーネットの絶妙のスティールで87-86と劇的な勝利をものにした。昨シーズンは12勝29敗だった前半の成績を34勝7敗とし、今週はアウェイでマイアミ・ヒート戦、ホームでダラス・マーベリックスを迎え撃つ。

 
 
ボストン戦で5本全ての3ポイントを沈め、勝利に貢献したデルフィノ。
Brian Babineau/NBAE/Getty Images
2位 トロント・ラプターズ
(第13週2勝0敗、通算24勝19敗、ゲーム差11.0)

先週を2連勝で終え、1月の成績をここまで7勝4敗と貯金5とした。23日のボストンでのセルティックス戦では、21本中15本の3ポイントを成功させて58%のフィールドゴール成功率を記録。フリースローも19本すべて決めて114-112とビッグな勝利をものにし、ここ8戦で6勝を飾った。24得点、13アシストをあげたホセ・カルデロンが残り10.5秒に決めた3ポイントプレイが勝利を呼び寄せるプレイとなり、クリス・ボッシュアンソニー・パーカーも各23得点、アンドレア・バルニャーニも20得点、7リバウンド、7アシストと奮闘した。首位セルティックスとのシリーズを1勝3敗と一矢報いたが、ゲーム差は依然大きく離されたままである。25日のホームのミルウォーキー・バックス戦では、11月6日にホームで85-112と大敗を喫した相手に106-75と31点差もつけて大勝。ボッシュが35得点、カルロス・デルフィノも18得点、パーカーとバルニャーニもそれぞれ13得点、カルデロンもバックスの11アシストより多い12アシスト、11得点をマークしてリベンジを果たした。第3Qに19-0の猛攻を仕掛けて大きく引き離し、ホームでシーズンハイの5連勝を飾った。今週はウィザーズとそれぞれのホームで2戦戦った後、ホームにロサンゼルス・レイカーズを迎える。

3位 ニュージャージー・ネッツ
(第13週0勝4敗、通算18勝25敗、ゲーム差17.0)

先週も4敗と黒星を重ねて8連敗を喫し、1月に入って4勝9敗と大きく負け越した。5割まで7ゲームダウンのイースト9位に落ち、0.5ゲーム差でシカゴ・ブルズ、1ゲーム差でミルウォーキー・バックス、シャーロット・ボブキャッツの猛追を受ける。ウェスト6戦の2ゲーム目となったフェニックスのサンズ戦では、リチャード・ジェファーソンが29得点と気を吐いたが、前日ロサンゼルスでクリッパーズにオーバータイムの末に107-120と負けた疲れもあって92-116と敗れ、サンズのホームで14連敗を喫した。22日のサクラメントでのキングス戦でも、ビンス・カーターが21得点、ジェファーソンも18得点、オールスターの先発に選ばれたジェイソン・キッドも13得点、5アシストと奮闘したが、15本の3ポイントを許して94-128とここ6敗のうち3敗目となる20点差以上つけられての敗退を喫した。24日のゴールデンステイトでのウォリアーズ戦では、何とか連敗を止めようと8点リードで第4Qに突入。連続22得点を許したが、18-4と反撃して残り2分3秒には112-111と逆転に成功。ジェファーソンが34得点、カーターも29得点、ジョッシュ・ブーンも21得点と健闘を続けたが、最後1分のモンタ・エリスに与えたフリースロー2本が命取りとなり、119-121とまたも無念の敗戦を喫した。25日にはデンバーに乗り込み、リチャードソンが19得点、キッドも13得点、11リバウンド、10アシストと今季11回目、通算98回目のトリプルダブルを達成と死力を尽くしたが、85-100とナゲッツ攻略に失敗。前半は31得点に抑えられ、ペイント内の得点も24-44と圧倒されて完敗、8連敗を喫した。今週はロードでウルブズ戦を終えた後は、ホームでバックス、ロードでヒート、アトランタ・ホークス戦と続くが、連敗脱出を何とか図りたい。

4位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
(第13週1勝3敗、通算17勝28敗、ゲーム差19.0)

3連敗をようやく止めたが、他のチームの躓きもあり、イースト13位と8位のインディアナ・ペイサーズとの差は2ゲームに留まり、まだまだチャンスは残されている。21日のホームのペイサーズ戦では、アンドレ・イグドーラが23得点、アンドレ・ミラーも21得点、サミュエル・ダレンベアーも13リバウンドと奮闘したが、14本の3ポイントを許した上、13本のフリースローをミスして103-110と敗退。第4Q残り2分の6点差が最後の追い上げとなった。23日には、マジックに2点差で負けて3連敗を喫したピストンズをホームに迎えたが、第4Q残り3分54秒の7点差の追い上げを最後に78-86と敗れて、対ピストンズホーム5連敗を喫した。ウィリー・グリーンが16得点、イグドーラも15得点、ルイス・ウィリアムスとダレンベアーも各13得点をあげたが敵わなかった。25日はディビジョン5位のニックスのホームでの戦いとなったが、81-89と敗退。24得点をあげたイグドーラのジャンパーで残り4分58秒には80-82と追い上げたが、81-89と敗れて3連敗。ここ13戦で11敗目を喫し、2連勝していた今季のシリーズも2勝1敗とされた。だが翌日のシャーロットでのボブキャッツ戦では、前半こそ47-55とリードされたが第3Qを33-16と圧倒。第4Q残り44.4秒にはイグドーラがワンハンド・ウィンドミルダンクを豪快に決めて33得点、ミラーも23得点、9アシスト、ダレンバートも14リバウンドとインサイドを支配して103-96と制し1ヶ月にわたるオフェンスの不振をようやく抜け出した。今週はホームでバックス、マジックとの2戦だけに連勝のチャンスとなる。

5位 ニューヨーク・ニックス
(第13週1勝1敗、通算14勝28敗、ゲーム差20.5)

先々週の4勝1敗に続いて、先週も1勝1敗で終え、イースト14位ながら、8位との差は5.5ゲームから3.5ゲーム差に追い上げた。21日のホームでのセルティックス戦は、11月29日にボストンで59-104とフランチャイズ史上3番目にワーストとなる大敗を喫しただけに雪辱なるかと期待された。第3Q終盤に18点リードされたが、残り1分57秒にピアースとリチャードソンがやりあい、それぞれテクニカル・ファウルをくらって退場。それに奮起して第4Q序盤には7点差まで追い上げたが、すぐに離されて93-109と敗退。ザック・ランドルフが24得点、15リバウンド、ジャマール・クロフォードも22得点、エディ・カリーも19得点、ネイト・ロビンソンも15得点と健闘したが報われず、シーズン半ばの成績は13勝28敗となった。25日には同じくホームでディビジョンのライバル、シクサーズを迎え撃ったが、残り4分58秒にはイグドーラのジャンパーで2点差に追い上げられたものの、ジャマール・クロフォード(18得点)の3点プレイ、ジャンパーで突き放して89-81と勝利。ザック・ランドルフも15得点、15リバウンド、デイビッド・リーも14得点、ネイト・ロビンソンも13得点、エディ・カリーも11得点と奮起。フィールドゴール成功率(465-425)、リバウンド(44-38)、アシスト(22-14)も上回り、ここ7戦で5勝目を飾った。27日からはウェストへのロード5戦(ウォリアーズ、レイカーズ、ユタ・ジャズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、シアトル・スーパーソニックス戦)が始まり、いかに乗り切るかが注目される。