NBA ウィークリー・リキャップ:ウェスタン・カンファレンス
ノースウェスト・ディビジョン (1月14日〜20日)
by Mayumi Nakamura

1位 デンバー・ナゲッツ
(第12週2勝2敗、通算24勝15敗)

先週序盤のアウェイの2試合は格下のチームにやられたが、ホームでは大接戦を何とかものにしてディビジョン1位の座を守った。だが2位、3位に激しい追い上げを受けている状況は変わりない。13日のシャーロットでのボブキャッツ戦では第2Qに37-50とリードされたが、ハーフには68-67と逆転。残り7分には6点リードしたが、残り47秒には112-117と劣勢に立たされた。カーメロ・アンソニー(35得点)が残り9.5秒2点ビハインドの場面でフリースローを2本中1本しか決められず、リバウンドを取ったがトラベリングを取られて万事休す。116-119と敗れ、アレン・アイバーソンの23得点、マーカス・キャンビーの20得点、23リバウンド、6ブロックも奮闘も報われなかった。15日のアトランタでのホークス戦も第3Q序盤には25点もリードされ、カーメロが37得点、アイバーソンも27得点、JR・スミスも21得点をあげて必死の追い上げを図ったが93-104と敵わず。ネネイが14日に腫瘍の摘出手術で無期限の離脱、ケニオン・マーティンもブドウ球菌感染症で欠場と、またも怪我人続出となった。17日のホームでのユタ・ジャズ戦では、リトアニア出身のリーナス・クレイザがキャリアハイの41得点と爆発。キャンビーもキャリアハイタイの24リバウンド、11ブロックと猛威を振るい、120-109と勝利。19日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦は大激戦となったが、アイバーソン(35得点)が最後30秒間にジャンパー、フリースロー2本を決めて111-108と辛勝。カーメロも26得点、10リバウンド、キャンビーも12得点、13リバウンドと援護し、ウルブズとのシリーズを4勝0敗とスウィープした。今週の4戦にはロードでのロサンゼルス・レイカーズ、ダラス・マーベリックス戦も含まれるが、大激戦区となっているウェストでプレイオフ出場を勝ち取るためには、まずディビジョン首位を死守することが必要となる。

 
 
カーメロとアイバーソンに多くの注目が集まるが、外から正確な3ポイントを射抜き勝利に貢献しているクレイザ。
Bart Young/NBAE via Getty Images
2位 ポートランド・トレイルブレイザーズ
(第12週2勝2敗、通算24勝16敗、ゲーム差0.5)

13日からロード7戦に出たが、先週は2勝2敗に終わり、ディビジョン首位奪回はならなかった。前日トロントでラプターズに2度の延長の末に敗れたが、14日のニュージャージーでのネッツ戦では序盤から飛ばして一度もリードを許さず、99-73と快勝。ラマーカス・オードリッジが20得点、ブランドン・ロイジャレット・ジャックも各15得点をあげて52.9%のシュート成功率を記録し、ネッツを33.8%に抑えた。16日にはボストンでのセルティックス戦となったが、レイ・アレンにシーズンハイの35得点を許して90-100と敗退。ロイが22得点、トラビス・アウトローとジャックも各17得点をあげたが敵わず、ここ21戦で3敗目を喫した。だが18日のマイアミでのヒート戦では第3Qを19-35と圧倒されて69-76とされたが、ロイが24得点中16得点を第4Qにあげて98-91の勝利に牽引。ディビジョン単独トップに返り咲いた。ネイト・マクミランコーチも「リードされても逆転して勝った。チームの成長の表れだ」と喜んだ。しかし19日のオーランドでのマジック戦ではロイが25得点、アウトローも22得点、マーテル・ウェブスターとオードリッジもそれぞれ12得点をあげ、第2Qの21点ビハインドを4点差まで追い上げたが、94-101と敗れた。ロード7戦は2勝3敗となったが、残り2戦はアトランタでのホークス戦と、ニューオーリンズでのホーネッツ戦となり、どちらも好調チームだけに楽ではない。だが首位奪回のためには7勝13敗のロード成績をあげていくしかない。

3位 ユタ・ジャズ
(第12週2勝1敗、通算23勝18敗、ゲーム差2.0)

新年に入っての8戦を6勝2敗として、ディビジョン1位まで2ゲーム差、ウェスト8位まで1.5ゲーム差まで追い上げた。14日のホームでのミルウォーキー・バックス戦では、71-72とリードされて始めた第4Qにディフェンスを強化して18本中2本のフィールドゴールに抑え、98-87と勝利。デロン・ウィリアムスが33得点中14得点を第4Qにあげ、カルロス・ブーザーも21得点、10リバウンドと奮闘した。ペイント内の得点も34-26、フリースローもバックスの18本中14本の成功に対し、43本中30本決めたのが勝因となった。だが17日のデンバーでのナゲッツ戦ではウィリアムスが23得点、ブーザーも18得点、11リバウンドと奮起したが、クレイザにキャリアハイの41得点、キャンビーにも24リバウンド、11ブロックの猛威を許して109-120と敗れた。ロードで6勝15敗、特にここ12戦で11敗と勝てないのが課題となっている。18日のホームのロサンゼルス・クリッパーズ戦では、ハーフには59-45と14点差をつけて106-88と快勝。ホームでのクリッパーズ戦9連勝を飾り、ホーム成績も17勝3敗とした。ブーザーが19得点、10リバウンドと28回目となるダブルダブル(37回のドワイト・ハワード、29回のアル・ジェファーソンに次ぐリーグ3位)、ウィリアムスも15得点と、先発5人が二桁得点を記録した。今週はホームでサクラメント・キングス戦があるが、ロードでのクリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ戦をいかに戦うかが注目される。

4位 シアトル・スーパーソニックス
(第12週0勝4敗、通算9勝31敗、ゲーム差15.5)

12月を6勝8敗で終えた後、1月は9戦全敗と厳しい状況が続く。だがうち7戦はロードで、ホームの2戦はマーべリックスとレイカーズ戦だった。今週から来週にかけてはロードのロケッツ戦の後はホーム7戦が続くだけに、勝利のチャンスが生まれるかもしれない。14日のホームでのレイカーズ戦はアンドリュー・バイナムが抜けた直後の試合だっただけに勝つチャンスがあったが、第4Qとオーバータイムに22回のリードチェンジ、11回のタイの大激戦を、コービー・ブライアントに最後決勝打を決められて121-123と無念の敗戦を強いられた。ニック・コリソンが24得点、18リバウンド、ケビン・デュラントも19得点、ウォーリー・ザービアックも18得点と健闘したが、「だからコービーは世界最高のプレイヤーなんだ」というデュラントの言葉に代表される試合となった。16日のニューオーリンズでのホーネッツ戦もデュラントが20得点、ザービアックも14得点、カート・トーマスも12得点をあげたが、アグレッシブなプレイを続けるチームの前に92-123と完敗した。ウェスト13位のメンフィス・グリズリーズ相手にも(ソニックスは14位)、後半一時33点差をつけられて100-124と敗れ、フィールドゴール成功率(43%-52%)、3ポイント数(4-13)、リバウンド(47-53)、アシスト(19-32)も圧倒された。19日にはテキサス大の大スターだったルーキー、デュラントが初めてダラスに戻りマーべリックスと対戦したが、12本中3本のわずか6得点に抑えられて、またしても厳しいプロの洗礼を受けた。ザービアックアックが26得点、コリソンも16得点をあげたが、ハーフには22点もリードされて96-111と完敗。10連敗を喫した。

5位 ミネソタ・ティンバーウルブズ
(第12週0勝3敗、通算5勝34敗、ゲーム差19.0)

先週も3連敗を喫して、1月は1勝8敗となったが、最後のナゲッツ戦は本当に惜しい敗戦となった。15日のホームのウォリアーズ戦では、アントワン・ウォーカーがシーズンハイの26得点、10リバウンド、アル・ジェファーソンも18得点、14リバウンドと奮闘。ハーフの14点差を第4Q残り3分26秒には4点差まで追い上げたが、その度に突き放されて98-105と敗退。18日のフェニックスのサンズ戦では、12月8日にホームで100-93と勝ったときと同じ作戦(レイアップを止めて序盤に調子に乗り、後半向こうが失速するのを誘う)を取ったが、司令塔スティーブ・ナッシュの下、第3Q終盤には26点差もつけられ85-115と30点差の大敗を喫した。ジェファーソンが27得点、14リバウンド、ラシャッド・マキャンツも19得点、クレイグ・スミスも16得点をあげたが、ロード15連敗を喫した。19日にはデンバーに乗り込み、ジェファーソンが20得点、16リバウンド(ハワードに次ぐ29回目のダブルダブル)、マキャンツも23得点、ライアン・ゴメスも20得点と先発5人が二桁得点と健闘し、大接戦を演じた。残り1分15秒のウォーカーの3ポイントで108-104とリードを奪ったが、最後30秒間にアイバーソンに3ポイント、ジャンパー、2フリースローを許して108-111と痛恨の敗退を喫した。今季のシリーズを4勝0敗とスウィープしたナゲッツのジョージ・カールコーチは、「もうウルブズとプレイしなくていいのは嬉しい。もしまだ対戦があれば、おそらく勝てないだろ」と述べた。今週もウォリアーズ、サンズ、セルティックス、ネッツ戦と厳しい日程が続く。