NBA ウィークリー・リキャップ:イースタン・カンファレンス
セントラル・ディビジョン (1月13日〜1月19日)
by Mayumi Nakamura

1位 デトロイト・ピストンズ
(第12週1勝3敗、通算29勝12敗)

12月14日から1月4日まで驚異の11連勝を続けたが、先週は1勝3敗と今季初の負け越しを喫し、イースト1位のセルティックスに4.5ゲーム差をつけられた。13日のニューヨークでのニックス戦では、前日シャーロットでボブキャッツに延長戦の末に敗れた疲労もあってか、65-89と完敗。フィールドゴール成功率は30.7%と今季リーグ最低タイに抑えられ、残り13秒にアミール・ジョンソンが3ポイントを決めて何とかフランチャイズ史上最低点を免れた。ホームに戻っての15日のラプターズ戦では、ニックス戦で3得点に終わったリチャード・ハミルトンがシーズンハイの39得点、チャウンシー・ビラップスも20得点とスパーク。9得点、13リバウンド、キャリアハイの7スティールを記録したマクダイスも、ボッシュを16得点に抑える好ディフェンスを見せ、103-89と制して溜飲を下げた。だが18日のキングス戦では、ビラップスが28得点、10アシスト、ハミルトンも24得点、テイショーン・プリンスも15得点、マクダイスも14得点、11リバウンドと奮闘したが、93-100と惜敗。93-96と追い詰めた後、2本のショットをミスし、ビビィにレイアップを決められた。2004年の11月に乱闘事件を起こした元ペイサーズのロン・アーティストに、ファンは終始ブーイングを浴びせたが、17得点を許して勝利を持っていかれた。19日のシカゴでのブルズ戦でも、ビラップスが27得点、ハミルトンも15得点をあげたが、タフなディフェンスで第4Q を14-26と圧倒されて81-97と敗退。ピストンズらしからぬ敗戦が続き、今週のマジックとの2戦で立て直しなるか注目される。

 
 
ピストンズにめっぽう強いブルズ。ゴードンの33得点の活躍もあり、今季対ピストンズ3戦3勝である。
Randy Belice/NBAE/Getty Images
2位 クリーブランド・キャバリアーズ
(第12週2勝0敗、通算21勝18敗、ゲーム差7.0)

ピストンズの不調とは反対に、新年に入ってから7勝1敗と絶好調を続け、イースト5位に上昇。4位のウィザーズには0.5ゲーム差、3位のマジックも2.5ゲーム差と射程距離に捉えた。15日のメンフィスでのグリズリーズ戦は延長にもつれ込む大激戦になったが、レブロン・ジェイムスがシーズンハイの51得点のうち第4Qと延長に25得点をあげる大奮闘を見せて、132-124の勝利に牽引。通算4度目の50得点台と爆発したレブロンは、「これまで2敗したことがあるから、勝てたことに大きな意味がある」とその4戦を2勝2敗にできたことを喜んだ。ダニエル・ギブソンも18得点、ジドリューナス・イルガウスカスも14得点、ドリュー・グッデンも12得点、11リバウンドと援護した。17日には昨シーズンのファイナルで4連敗とスウィープされたスパーズのホームに乗り込んだ。王者に対して第2Qを31-17と圧倒して50-53と追い上げ、第4Q残り1分34秒にレブロンのゴールテンディングでスパーズに85-86と逆転されたが、ギブソンが3ポイントを決めて88-86と再逆転。ティム・ダンカンのショットで88-88と再び同点とされたが、レブロンのレイアップで残り33.6秒に90-88。だがスパーズは残り29.4秒にパーカーがフリースロー2本とも痛恨のミス。最後マヌー・ジノビリーもショットを外し、キャブズが90-88と逃げ切り、プレイオフでの雪辱を晴らした。「3ゲームで4度目の延長戦になって欲しくなかった」と27得点をあげたレブロンは安堵した。今週はヒート、ウィザーズ、サンズ、レイカーズと続くが、この勢いを持続させて上位進出を狙いたい。

3位 インディアナ・ペイサーズ
(第12週1勝2敗、通算18勝23敗、ゲーム差11.0)

年明けを1勝1敗で始めた後、ウェストへのロード5戦に出発。13日のゴールデンステイトでのウォリアーズ戦がその最終戦となったが、101-106と敗れて1勝4敗でロードを終了した。ウォリアーズに4年半在籍した後、昨年1月17日のトレードでペイサーズに移籍したマイク・ダンリービーにとっては初の古巣での対決となり、ブーイングを受けながらも18得点、10リバウンド、7アシストと活躍。ジャーメイン・オニールも27得点、9リバウンド、ダニー・グランガーも20得点と気を吐いたが、最後ダンリービーがフリースロー2本中1本、3ポイントを決められず、勝利に牽引することはできなかった。16日のホームのウォリアーズ戦では、最初の3クォーターに22のターンオーバーを重ねて79-93と14点リードを奪われた。しかし第4Qには2つのターンオーバーに止め、46-24とシーズンハイの得点で圧倒し、125-117と大逆転勝利を飾った。クランガーが29得点、ダンリービーも古巣に対して24得点、カリーム・ラッシュも19得点中14得点を第4Qにあげ、フリースローも38本中36本成功させて3日前の雪辱を晴らした。19日のキングス戦では、「フランチャイズを貶めた元凶だ」というファンのプラカードに迎えられた元ペイサーズのアーティストに対して、グランガーが26得点、ラッシュもシーズンハイタイの22得点、ジェフ・フォスターも11得点、11リバウンドと健闘したが104-110と敗退。アーティストの3ポイント、ジャンパーで第4Q残り5分13秒には15点差をつけられ、その後必死に2点差まで追い上げたが、フリースローで突き離された。オニールが左膝を痛めて2週間の戦線離脱になったのも大きく響いた。

4位 シカゴ・ブルズ
(第12週2勝3敗、通算16勝23敗、ゲーム差12.0)

1月に入り3勝2敗としたが、先週は2勝3敗に終わり、イースト8位までの2ゲーム差を詰めることはできなかった。13日のアトランタでのホークス戦では前半に49-69と今季最多得点を許し、84-105と大敗。対ホークス12連勝も止められた。15日のオーランドでのマジック戦でも、第3Qを10-32と圧倒されて88-102とまたも完敗。二桁得点はジョー・スミスの13得点、ホアキム・ノアの12得点、ルオル・デングの10得点に終わり、今季唯一全試合先発したカーク・ハインリックも第3Qに臀部を損傷して下がるなど、散々の結果となった。だが16日のマイアミでのヒート戦ではハインリックは欠場したが、126-96と大勝して窮地を脱出。ベン・ゴードンが24得点、スミスも23得点、デングも21得点、アンドレス・ノシオニも20得点、タボ・セフォロシャもシーズンハイの17得点と奮闘し、シャキール・オニールの復帰試合を潰した。ロード4戦を2勝2敗として戻った18日のホームでは、速攻からの得点を主体とするウォリアーズの攻撃を封じることができず、111-119と敗退。ゴードンが29得点、ノシオニも28得点をあげたが、ハインリックの欠場は続き、バロン・デイビスにキャリアハイの40得点を許したのも敗因となった。だが19日のピストンズ戦ではゴードンが33得点、ノシオニも21得点、セフォロシャも12得点、キャリアハイの13リバウンド、復帰したハインリックも途中出場で8得点と奮起して97-81と快勝。昨シーズンのプレイオフで2勝4敗と敗退を強いられた相手との今季のシリーズに3連勝し、ようやくリベンジを果たした。

5位 ミルウォーキー・バックス
(第12週1勝2敗、通算16勝24敗、ゲーム差12.5)

1勝2敗で終わったが、ディビジョン4位までの0.5ゲーム差、イースト8位までの2.5ゲーム差は変らず、プレイオフを狙える圏内に留まる。14日のユタでのジャズ戦では、第3Qまで57%のシュート成功率を記録して72-71とリードしたが、強化されたディフェンスの前に第4Qに18本中2本しかショットを決めることができず、15-27と圧倒されて87-98と敗退。元ユタ大のビッグスター、アンドリュー・ボガットも地元で23得点、10リバウンドと奮起したが、第4Qはうちわずか3得点に終わり、ウェストへのロード3戦を3連敗で終了した。ホームに戻った16日のホークス戦では、コーチからもっとオフェンスに関わるようにと言われたボガットが21得点、10リバウンド、4ブロックと、2005年ドラフトNO.1ピックの実力を遂に発揮。マイケル・レッドも17得点、試合前に12月のルーキー・オブ・ザ・マンス受賞のトロフィーを授与されたイー・ジャンリャンも16得点、9リバウンドと奮起。第4Qを堅固なディフェンスで15-22と圧倒して87-80と勝利した。19日のウォリアーズ戦では、2日間の練習でターンオーバーを減らすことが最優先課題とされたが、試合では19のターンオーバーから26得点を献上。レッドが24得点、ボガットも21得点、モーリス・ウィリアムスも19得点、ロイヤル・アイビーも14得点、ジャンリャンも11得点と、先発5人が二桁得点をあげたが、99-119と敗れた。