NBA ウィークリー・リキャップ:イースタン・カンファレンス
アトランティック・ディビジョン (1月13日〜1月19日)
by Mayumi Nakamura

1位 ボストン・セルティックス
(第12週2勝1敗、通算32勝6敗)

1月12日にワシントンでウィザーズに負けたのに続いて2戦目も落とし、今季初の2連敗を喫したが、その後2連勝して終了。1勝3敗に終わったデトロイト・ピストンズに4.5ゲーム差をつけ、ウェストのみならず、リーグ首位の座を安泰とした。14日のホームでのウィザーズ戦では、第4Q残り6分24秒には77-63とリードしながら、そこから19-4の猛反撃を許して83-88と屈辱的な敗退。9連勝後の4戦で3敗目を喫した。だが16日にホームに迎え撃った絶好調のブレイザーズ戦では第4Q終盤に5点差に追い上げられたが、レイ・アレンが3ポイント、ジャンパー、3ポイントとたたみかけ、最後31秒間にも4本のフリースローを決めてシーズンハイの35得点をマークして100-90の勝利に牽引。ケビン・ガーネットも26得点、ポール・ピアースも12得点、エディ・ハウスも10得点と援護し、背中を痛めて休んだポイントガード、レイジョン・ロンドの穴を埋めた。18日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では、前半57%のシュート成功率を許して54-57とリードされたが、後半ディフェンスを強化して30%に抑えて逆転し、116-89と大勝を飾った。ポール・ピアースが22得点中14得点を第3Qに、アレンも23得点中10得点、ハウスも15得点中11得点をそれぞれ第4Qに記録。ガーネットも11得点、8アシスト、6リバウンドと気を吐き、ホーム成績を18勝3敗、ロード成績も14勝3敗とした。今週はアウェイでニューヨーク・ニックス、ホームでトロント・ラプターズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ戦と続くが、ドック・リバースHCは、2月17日のオールスターゲームでのイーストヘッドコーチの座をほぼ手中に入れたと言える。

 
 
名シューターアレンが復活!不調から脱出し、チームを勝利に導いた。
Nathaniel S. Butler/NBAE/Getty Images
2位 トロント・ラプターズ
(第12週3勝2敗、通算22勝19敗、ゲーム差11.5)

3勝2敗で終えたが、ディビジョン2位、イースト5位は変らなかった。13日のホームでのブレイザーズ戦では第4Q残り3分33秒には7点リードしていたが、追い上げられて2度の延長戦に突入。55分間プレイしたクリス・ボッシュが2度目の延長で6得点(全体で38得点、14リバウンド)をあげ、116-109とようやく勝利。アンソニー・パーカーも25得点、ホセ・カルデロンも22得点、10アシストと奮闘し、3連勝を飾った。だが15日のデトロイトのピストンズ戦では、第2Qの13点差を跳ね返し、元ピストンズのカルロス・デルフィノのブザービーターで前半を50-51で終了したが、第3Q初めの12本のショットを放つも1本しか沈めることが出来ず、89-103と敗退した。翌日のホームでのサクラメント・キングス戦では、ボッシュが31得点、デルフィノもキャリアハイの26得点、カルデロンも17得点、14アシストと奮起。リバウンドも42-29と圧倒して、マイク・ビビィロン・アーテストがようやく復帰したキングスに116-91と快勝した。18日のアトランタ・ホークス戦でもシーズン当初は怪我で不振が続いたボッシュが、ここ5戦で4回目となる30得点台の35得点をあげて体調回復をアピール。パーカーも18得点、カルデロンも13得点、9アシストを記録して89-78と制し、ここ7戦で6勝をあげる好調さを維持した。しかし翌日のシクサーズ戦ではボッシュが25得点に抑えられ、ファン・ディクソンも18得点、ジャマリオ・ムーンもキャリアハイの17得点をあげたが、95-99と敗れた。今週23日にはセルティックス戦があり、いかに戦うか注目される。

3位 ニュージャージー・ネッツ
(第12週0勝3敗、通算18勝21敗、ゲーム差14.5)

ディビジョン内の他の4チームが5割以上の成績で終えた中、唯一3連敗と調子を落とした。14日には前日トロントでダブルオーバータイムの末に負けたブレイザーズを迎えたが、第1Qを12-25と圧倒され、一度もリードできずに73-99と完敗。控えのマリーク・アレンの17得点がチームトップで、ビンス・カータージェイソン・キッドも各10得点に終わった。16日のホームのニューヨーク・ニックス戦でも、キッドが2001年にネッツ入りしてから圧倒し続けたハドソン川向こうのライバルに105-110と敗退。今季シリーズ3連敗を喫して、1990-2000シーズン以来8年ぶりにシーズンシリーズを落とした。カーターが26得点、リチャード・ジェファーソンも22得点、昨夏のオリンピック予選の10連勝に貢献したことに対してUSA Basketball Male Athlete of the Yearに輝いたキッドも10得点、シーズンハイの17アシストを記録したが、勝利に結びつけることはできなかった。ロード6戦の初戦となった19日のロサンゼルスでのクリッパーズ戦は大接戦となったが、残り45秒の5点ビハインドをジェファーソンのダンク、キッドの3ポイントで跳ね返し、延長戦に持ち込んだ。だがこのゲーム前にはリーグワーストの平均92.6得点に終わっていたチームに、延長を6-19と圧倒されて107-120とあえなく敗退。ジェファーソンの21得点、カーターも20得点、マーカス・ウィリアムスの17得点、ジョッシュ・ブーンの17得点、16リバウンド、キッドの10得点、11アシスト、7リバウンドの奮闘も実らなかった。ロードでまだ5戦残っているが、何とか連敗を止めたいところだ。

4位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
(第12週2勝2敗、通算16勝25敗、ゲーム差17.5)

新年6連敗を喫したが、先週は強豪との対戦を2勝2敗で乗り切ってディビジョン3位、イースト8位のネッツを3ゲーム差に追い上げた。ロード3戦の初戦は14日のサンアントニオでのスパーズ戦となったが、第3Qを19-12と王者をシーズン最低の22本中3本の成功に抑え、65-64とリードして第4Qに突入。だがそこまで6本のショットすべて外していたマヌー・ジノビリーに4本の3ポイントを許して82-89と敗れ、7連敗を喫した。しかし翌日のヒューストンでのロケッツ戦では、後半の16点差を跳ね返して111-107と勝利。アンドレ・ミラーが26得点、サミュエル・ダレンベアーも19得点、ルイス・ウィリアムスも18得点、最後残り16.6秒の2本のフリースローを決めたアンドレ・イグドーラも17得点と貢献した。12月10日にも100-80で勝利しており、1988-89シーズン以来初のシリーズスウィープを達成した。だが18日のボストンでは前半57%のシュート成功率をあげてリードしながら、後半30%の32-62と圧倒され、89-116と完敗を喫した。ホームに戻った翌日のラプターズ戦では、ウィリー・グリーンがシーズンハイの23得点をあげてコントロール。ミラーとイグドーラも各20得点、ダレンベアーもここ5戦で4回目のダブルダブルとなる14得点、13リバウンドと奮起を続け、99-95の勝利に貢献した。

5位 ニューヨーク・ニックス
(第12週4勝1敗、通算13勝27敗、ゲーム差20.0)

新年に入っても1勝6敗と黒星量産を続けていたが、先週は今季初の3連勝を含め、4勝1敗と驚異の快進撃を見せた。11連勝をボストンに止められ、その後連敗を喫するも、2連勝を飾っていたピストンズを13日に迎えたが、前日延長の末に勝利して疲れの見えるピストンズを65-89と圧倒。ザック・ランドルフが25得点、8リバウンド、ジャマール・クロフォードも15得点すべてを第3Qにあげ、第4Q序盤には31点ものリードを奪った。現役時代ピストンズを2回の優勝に導いた現ニックスのアイゼイア・トーマスHCも「向こうが疲れていたのは分かっていたが、うちはパスを回していいゲームができた」と喜んだ。前日ボストンでセルティックスを破ったばかりのウィザーズを迎えた15日の試合でも、前半に22点もリードし、反撃もことごとく退けて105-93と勝利。29得点をあげたクロフォードは「まだシーズンは終わってはいない。我々はいい方向に進んでおり、差はそんなに開いてはいないから6、7連勝すればいける」とプレイオフへ望みを繋いだ。その勢いで乗り込んだ翌日のネッツ戦でも、残り9分の15点リードを残り2分42秒には逆転されたが、跳ね返して110-105と勝利。今季初の3連勝を飾った。クロフォードがシーズンハイの35得点、ランドルフも24得点、11リバウンドと気を吐き、シリーズ4戦を8年ぶりに制した。だが18日のワシントンでのウィザーズ戦は98-111と敗れて2006年1月以来の4連勝はならなかったが、19日のマイアミでのヒート戦は第3Qの10点差を跳ね返して88-84と逆転勝利をものにした。イースト14位は変らなかったが、8位のネッツまでの差を5.5ゲームに詰めた。