NBA ウィークリー・リキャップ:イースタン・カンファレンス
サウスイースト・ディビジョン (12月23日〜1月5日)
by Mayumi Nakamura

1位 オーランド・マジック
(第9-10週4勝3敗、通算22勝13敗)

4勝3敗で終了してディビジョン首位はキープしたが、イースト全体では1位のセルティックスに8.5ゲーム、2位のピストンズにも4.5ゲーム離された。ディビジョン首位対決となった12月23日のボストンでのセルティックス戦では、ドワイト・ハワードが23得点、14リバウンド、ヒドゥー・ターコルーも19得点をあげたが、4人が20得点以上を記録したセルティックスの前に91-103と敗退。だが26日のニックス戦では、ターコルーが26得点、ラシャード・ルイスも25得点、ハワードも16得点、11リバウンドをマークして110-96と快勝。相手を100点未満に抑えると14勝1敗と強さを見せ、ホーム成績も6勝6敗とした。28日には2005年の12月にヒートの監督を辞任したスタン・バン・ガンディ現マジックHCが初めて古巣マイアミを訪れ、かつての教え子ドウェイン・ウェイドがキャリアハイの48得点と奮闘するのを目にした。だがハワードの29得点、20リバウンド、ターコルーの22得点の活躍を得て、延長戦を121-114と制してシリーズ7連勝を飾った。翌日のホームでのボブキャッツ戦もハワードの15得点、21リバウンドの奮闘に、ターコルーもシーズンハイの28得点と、先発5人が二桁得点を記録して104-95と勝利。31日のシカゴでのブルズ戦も、残り0.7秒のターコルーのジャンパーで延長戦を112-110と制して4連勝。ハワードも17得点、22リバウンドとリーグトップの29回目のダブルダブルを記録した。だが新年2日のホームでのネッツ戦では6人が二桁得点をあげてほとんどリードしながら、最後ミスを重ねて95-96と無念の敗退。4日のロケッツ戦も最後ラシャード・ルイスのミスショットをアドナル・フォイルがティップインしたが認められず、94-96と2試合続けて惜敗を喫した。

 
 
1試合平均において得点部門で15位、リバウンド部門で7位の成績を残し、チームに貢献しているジェイミソン。
Ned Dishman/NBAE/Getty Images
2位 ワシントン・ウィザーズ
(第9-10週3勝2敗、通算16勝15敗、ゲーム差4.0)

第8週には3連敗を喫してディビジョン3位に落ちたが、その後3勝2敗として2位に上昇。イースト全体でも5位に浮上した。12月26日のアウェイのボブキャッツ戦では、先発したロジャー・メイソンがキャリアハイの24得点と活躍。アントワン・ジェイミソンも26得点、14リバウンド、カロン・バトラーも24得点、ブレンダン・ヘイウッドも20得点と奮起して108-104と勝利。通算200勝を記録したエディ・ジョーダンHCにボールを贈呈した。28日のニュージャージーのネッツ戦ではバトラーが28得点、ジェイミソンも27得点(通算13,000得点を達成)、ニック・ヤングも15得点をあげたが、106-109と惜敗。だが翌日のホームでのヒート戦では、アンドレイ・ブラッチの18得点を筆頭にバトラーも16得点、ジェイミソンも15得点とバランスアタックを続け、一時30点ものリードを奪って96-74と大勝。15勝14敗と5割以上の成績で2007年を終了した。しかし新年2日のホームでは、バトラーが22得点、ジェイミソンも21得点、左膝捻挫で7ゲーム欠場したアントニオ・ダニエルズも復帰して18得点をあげたが、試合巧者のピストンズに93-106と適わず。上位チームにはなかなか勝利できない弱点を見せた。だが4日のミルウォーキーでのバックス戦では、ジェイミソンが24得点、昨年の4月1日のミルウォーキーでの試合で右手を骨折してプレイオフ不出場となったバトラーも13得点をあげ、101-77と圧勝。9年目のジェイミソンは今季1試合平均21.8得点、キャリアハイの10.8リバウンドを記録し、リーグでわずか5人しかいない20得点、10リバウンドをマークしてチームを支えている。

3位 アトランタ・ホークス
(第9-10週1勝4敗、通算15勝16敗、ゲーム差5.0)

第8週から続けて5連勝を飾ったが、その後4連敗を喫してディビジョンでは3位、イースト全体でも4位から8位に転落した。12月26日のホームでのペイサーズ戦では、ジョー・ジョンソンがチームトップの26得点、ジョッシュ・スミスも16得点中11得点を第4Qにあげて107-95と快勝。8年ぶりの5連勝を飾るとともに、この時期に15勝12敗としたのは最後にプレイオフに出場した1998-99シーズン以来となり、プレイオフ出場が現実的になったと思われた。だが29日のダラスでのマーべリックス戦では、試合開始後2分半もしないうちに0-12とリードされて84-97と完敗。今季ホームで101-94と開幕戦を制したリベンジをくらった。12月を9勝4敗と白星先行で終えたが、1月2日のクリーブランドでのキャバリアーズ戦では、ジョンソンが24得点、スミスも20得点をあげながら、肝心な場面でレブロンを止めることができず、94-98と惜敗。4日のインディアナでのペイサーズ戦でもジョッシュ・チルドレスがキャリアハイの26得点、スミスも20得点をあげたが、前回対決のときは26得点をマークしたジョンソンが、この試合32得点をあげたダニー・グランガーに終始ガードされて8得点に抑えられ、91-113と完敗。5日のホームでのネッツ戦でも、ジョンソンがキッドに9得点に抑えられた上にファウルアウト。スミスが34得点、マービン・ウィリアムスも18得点、チルドレスも16得点と健闘し、残り1分6秒には2点差に追い上げながらも107-113と敗れた。悲願のプレイオフ復帰を果たすためには、今週のホームでのキャバリアーズ、ウィザーズ、ブルズ戦で勝利を積み上げることが先決となる。

4位 シャーロット・ボブキャッツ
(第9-10週1勝5敗、通算11勝20敗、ゲーム差9.0)

共同オーナーのマイケル・ジョーダンが練習で指導して第8週には2勝1敗としたが、その後1勝5敗と落ち込み、マジックには9ゲーム、イースト8位には4ゲーム差をつけられた。12月26日のホームでのウィザーズ戦では、ジェラルド・ウォーレスが32得点、ジェイソン・リチャードソンも27得点とスパークして第3Q中盤には4点リード。だがそこから逆転されて104-108と敗退。28日のホーネッツ戦でもリチャードソンが25得点、ウォーレスも14得点をあげたが85-99と敗れ、5割7ゲームダウンとなった。前半残り6秒にカレッジ時代のライバル、クリス・ポールレイモンド・フェルトンが速攻で抜かれて3ポイントを決められ21点差をつけられると、ホームのファンからはブーイングが沸き起こった。オーランドでのマジック戦ではゾーンを使ってセンターのハワードにパスを通さないようにしたが、オープンになったターコルーに最後10得点を決められて95-104とまたも惜敗。リチャードソンがシーズンハイの34得点、ウォーレスも23得点をあげたが、それでも適わず4連敗を喫した。だが31日のホームでのペイサーズ戦では、第4Q中盤の13点差を跳ね返して持ち込んだオーバータイムを13-9と制して107-103と勝利。ウォーレスが36得点中20得点を第4Q と延長であげて支配。28得点をあげたリチャードソンも「いい形で2007年を終えたかった」と喜んだ。しかし1月2日にはスモールラインアップに固執した作戦に対してビッグラインアップを起用したブルズに適わず、97-109と敗退。4日のネッツ戦でもリチャードソンが33得点、ウォーレスも25得点、エメカ・オカフォーもゲームハイの13リバウンドと奮起して前半13点リードしたが、持ちこたえられず96-102と敗退。ロード11連敗を喫した。

5位 マイアミ・ヒート
(第9-10週0勝6敗、通算8勝25敗、ゲーム差13)

ニックスと並んで6連敗を喫し、ディビジョン最下位、イースト最下位からも抜け出すことはできなかった。12月25日のクリーブランドでのキャバリアーズとのクリスマス決戦では、第2Qを30-18と圧倒してリードを奪ったものの、第3Qに18個中10個のターンオーバーを犯して逆転され82-96と敗退。翌日のフィラデルフィアでのシクサーズ戦も85-96と敗れ、27得点をあげたドウェイン・ウェイドは「負けるのも辛いが、イーストのワーストチームでいることの方がもっと辛い」とため息をついた。28日のホーム戦でのマジック戦でも、残り6分20秒の7点リードを守れず114-121と敗戦。何とか勝利をと願うウェイドがキャリアハイの48得点と爆発し、リッキー・デイビスウドニス・ハスレムも各17得点と奮闘したが、シャキール・オニールジェイソン・ウィリアムス、クリス・クインの欠場も響いた。翌日のワシントンでのウィザーズ戦では、頼みのウェイドがたった5本のショットに終わっただけでなく、それより多い7つのターンオーバーを犯して12得点。デイビスが22得点をあげたが、一時30点リードを奪われて、74-96と今季最低点に終わる完敗を喫した。新年初戦はロード9連敗中のバックスが相手となり、勝利のチャンス到来かと思われた。ウェイドが27得点、デイビスも23得点、復帰したクインも12得点をあげて、残り28秒には5点差まで追い上げたが、98-103とまたも敗退。ホーム成績は4勝11敗となった。ロード5戦の初戦となったマーべリックス戦では、シャック、ウィリアムスに加えて、肩と膝を痛めたウェイドも欠場。先発5人が全員二桁得点を記録する奮起を続けたが、最後ターンオーバーとフリースローミスで89-94と墓穴を掘った。わずか2年前にマーべリックス相手に、2敗後4連勝して優勝した姿は見られなかった。