NBA ウィークリー・リキャップ:ウェスタン・カンファレンス
サウスウェスト・ディビジョン(11月5日〜11日)
by Mayumi Nakamura

1位 ヒューストン・ロケッツ
(6勝1敗)

開幕3連勝を飾った勢いで先週も3勝1敗と強さを見せ、スパーズと並んでディビジョン1位を堅持した。第1週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞したトレイシー・マクグレディが敵地ダラスのマブス戦でも35得点、8アシスト、ヤオ・ミンも21得点、11リバウンドと奮起したが、この試合31得点をあげたジェイソン・テリーの前に98-107と敗れて1敗目を喫した。だが翌日のホームのスパーズ戦では、疲れの見えたヤオが28得点、13リバウンドと奮起。マクグレディは12得点に終わったが、ボンジィ・ウェルスが14得点、15リバウンドと貢献し、リバウンドも全体で55-28と圧倒して89-81と王者を撃破。続くミルウォーキー・バックス戦はヤオとルーキー、イー・ジャンリャンの中国人対決となったが、ヤオが28得点、10リバウンドと先輩の貫禄を見せて104-88の勝利に牽引。だが19得点、9リバウンドと非凡な才能を見せたジャンリャンに対して、「彼はいつか自分より上手くなるだろう」とヤオはコメントした。シャーロットのボブキャッツ戦でもヤオがシーズンハイの34得点と爆発。マクグレディも26得点をあげ、第4Qの7点差をひっくり返して85-82と勝利。「ヤオとマクグレディの2人は、マイケル・ジョーダンスコッティー・ピッペン以来のベストコンビかもしれない」とボブキャッツのジェラルド・ウォーレスも賞賛するしかなく、ヤオはこの間の活躍でプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに輝いた。

 
 
ベンチスタートながらチームの得点減であるジノビリー。
Joe Murphy/NBAE/Getty Images
2位 サンアントニオ・スパーズ
(6勝1敗)

ロケッツと並ぶ3連勝スタートを切ったが、先週初戦でそのロケッツに不覚をとって今季初黒星を喫した。ヒューストンに乗り込んだ今季第4戦は、ティム・ダンカンがヤオの徹底的なマークにあって前半9本中8本のショットをミス。全体でも15本中5本の14得点、10リバウンドに終わった。マヌー・ジノビリーが23得点、トニー・パーカーも21得点をあげたが、オフェンスリバウンド4-25を含む全リバウンド数も28-55と圧倒されて81-89と敗退。「毎年ヤオは向上している。ロケッツは最後彼を通じてのプレイに自信を持っている。何本かビッグショットを打たれたが止めるのは難しい」と、第4Q最後にダンカンの上から2本決めたヤオの力を認めた。マイアミ・ヒートをホームに迎えた試合では、ジノビリーとパーカーがそれぞれ23得点、ダンカンも12得点、8アシスト、8リバウンド、フランシスコ・エルソンも12得点、14リバウンドと奮起して88-78と勝利し、5敗目を見舞った。ホーネッツのホームでも、夏にフランスのナショナルチームで活躍し、プレシーズンゲームでは休みを取ったパーカーのリズムが戻り27得点、ダンカンも24得点、12リバウンドを記録して97-85と快勝。昨シーズン2敗したバックス戦でも、ジノビリーの21得点を始め、ダンカンも16得点、10リバウンドをマークして113-88と圧倒。昨シーズンのリベンジを果たした。

3位 ニューオーリンズ・ホーネッツ
(5勝2敗)

怪我人が復帰して開幕3連勝と幸先よいスタートを切ったが、先週は2勝2敗で終了し3位に転落した。ロサンゼルスでのレイカーズ戦では、ペジャがフランチャイズ新記録となる10本の3ポイントを成功させて36得点。クリス・ポールも見事なボール捌きを見せて21アシストを記録して19得点をマーク。118-104と制して4連勝を飾った。ポートランドでのブレイザーズ戦ではデイビッド・ウェストが34得点、18リバウンドとチームを引っ張ったが、前日10本の3ポイントを決めたペジャが3ポイント1本の5得点と低迷。ポールも18得点、12アシストを記録したが、最後追い上げならず90-93と敗れて今季初黒星を喫した。次は昨季4連敗したスパーズ戦となり、ポールが18得点、デイビッド・ウェストも15得点をあげたが、第3Qに王者の力を見せつけられて85-97と敵わず、2連敗を喫した。だがフィラデルフィアでのセブンティシクサーズ戦では、ウェストとポールが各16得点、ボビー・ジャクソンも12得点をあげて93-72と粉砕。最初4連勝したときのプレイを取り戻した。

4位 ダラス・マーベリックス
(4勝2敗)

開幕2勝1敗に続いて先週も2勝1敗で終えたが、強豪揃いのディビジョンでの4位は変わらなかった。3連勝と絶好調のロケッツとのホームゲームでは、今季ベンチスタートとなったジェイソン・テリーが31得点とスパーク。ジョッシュ・ハワードも21得点、ダーク・ノビツキーも19得点、33歳の誕生日を迎えたジェリー・スタックハウスも16得点をあげて107-98と勝利。ディビジョン内のチームから大きな1勝をあげた。そして昨季のプレイオフ、ファーストラウンドでまさかの敗退を強いられたウォリアーズ戦は、またも熾烈な戦いとなったが、テリーとハワードが各24得点、ノビツキーも22得点中8得点を最終クォーターにあげて120-115と撃退。フリースローを30本中26本決め、リバウンドも49-38と圧倒したのが決め手となり、ようやく少し肩の荷を降ろした。しかし13連勝中と強さを見せてきたブレイザーズ相手には、ここまで1試合平均21.6得点をあげたノビツキーが13本中4本の11得点に抑えられ、82-91とまさかの敗退。ロイの32得点を始めとして50%のシュート成功率を許し、ハワードが20得点、テリーが16得点をあげたが、全体で35.4%のシュート成功率に抑えられて完敗。新たな苦手の出現となったのだろうか。

5位 メンフィス・グリズリーズ
(1勝4敗)

昨シーズンの低迷を払拭するべく戦力を揃えて始めたはずだったが、開幕2連敗を喫してディビジョン最下位スタートとなった。先週も1勝2敗で終わり、最下位を脱出できず。だがソニックスのホームでは後半初めの14点ビハインドを23-8と猛攻撃をかけて逆転。そこまで6本中5本のショットをミスしていたカイル・ローリーが自分のミスショットのリバウンドを取り、残り11.3秒に3ポイントを成功。ルーディ・ゲイも25得点、マイク・ミラーも20得点と先発5人が二桁得点をあげ、105-98と制してようやく今季初勝利をものにした。マーク・イバローニ新コーチも「勝ち星なしで他の街に行きたくなかった。選手たちもそうだろう」と胸をなでおろした。だがポートランドでのブレイザーズ戦では、前半50%のシュート成功率を記録してハーフには61-49とリードしたが、後半強化されたディフェンスの前に失速。ゲイが31得点、ガソルも19得点(すべて前半)、ローリーも14得点と健闘したが、後半を37-61と圧倒されて98-110の敗戦を喫した。ジャズのホームでも25点差をつけられてスモールラインアップに変更。マイク・コンリーが中に切り込んで、残り5分39秒のファン・カルロス・ナバーロの3ポイントで87-100としたが、すぐに連続10点を返されて94-118と敗れた。